投稿日: 2026.09.21
スピリチュアルアルケミスト 小西未珈
前回の記事「カルマとは?仏教とスピリチュアルの捉え方とカルマの種類」では、カルマという言葉の意味や、仏教とスピリチュアルにおける捉え方、そして今世・前世・人間関係・家系などに関係するカルマについてお伝えしました。
カルマについて知ると、次に気になるのは、
「自分には、どのようなカルマがあるのだろう?」
「カルマには、どうすれば気づくことができるの?」
「カルマは自分で解消できる?」
「カルマ解除を受ければ、すべてのカルマがなくなるの?」
といったことではないでしょうか。
カルマは目に見えるものではありませんが、今世に関係するカルマであれば、人間関係や家族、夫婦、仕事など、日常の中で何度も繰り返している出来事や、自分自身の感情・行動などを振り返ることで、そのテーマに気づけることがあります。
一方で、前世や先祖・家系に関係するカルマは、自分の記憶を振り返ったり、頭で考え続けたりするだけでは分からないことも多くあります。
また、人生で繰り返されている問題のすべてが、カルマだけによって起きているわけでもありません。
カルマと霊的な問題が関連していることもあれば、魂そのものが取り組んでいる課題が関係していることもあります。
そのため、何か問題が起きたときに、すぐに「これはカルマだ」「きっと前世が原因だ」と決めつけるのではなく、まずは今世の自分自身を振り返り、それでも原因が見つからない場合には、別の領域にも目を向けていくことが大切です。
そして、カルマに気づいたとしても、それだけですべてが解消されるわけではありません。
カルマには、そこから学ぶこと、向き合うこと、行動や選択を変えていくことで解消へ向かうものがあります。また、自分では確認することが難しいカルマについては、スピリチュアルなセッションやエネルギーワークによる「カルマ解除」という方法もあります。
ただし、カルマは一つだけ存在しているわけではありません。
LUMINOUSでは、カルマはいくつもの層が重なるように存在していることを確認しています。
一つのカルマに向き合い、解除すると、その下にあった次のカルマが現れてくることもあります。そのため、すべてを一度に取り除こうとするのではなく、その時の自分が受け入れられるものから、一つずつ向き合い、解放していくことをおすすめしています。

自分のカルマに気づくには?
カルマに取り組むためには、まず「自分にはどのようなカルマがあるのか」に気づくことが必要です。
今世に関係するカルマであれば、自分の人生を振り返ることで、そのテーマに気づけることがあります。
特にカルマに気づきやすいものの一つが、人間関係です。
私たちは、家族、夫婦やパートナー、友人、職場など、さまざまな人との関係を経験します。その中で一つの手がかりとなるのが、「何度も繰り返していること」です。
相手や場所、環境が変わっているにもかかわらず、なぜか同じような問題が起きる。同じような感情を繰り返す。いつも似たような人間関係になる。
一人の人との間だけで問題が起きているのであれば、その人との関係性そのものに原因があるかもしれません。
しかし、相手や環境が変わっても同じような関係や問題を繰り返している場合には、
「私の人生では、どのようなテーマが繰り返されているのだろう?」
という視点から、その中に共通するものがないかを振り返ってみましょう。
家族・親子関係に現れるもの
家族との関係にも、カルマに気づくきっかけが多くあります。
たとえば、
・親子関係がうまくいかない
・親との関係が薄く、距離を感じる
・親から強く支配され、自分の意思で物事を決めることが難しい
・親に認めてもらうために、必要以上に頑張り続ける
・親子の間で、怒りや対立を何度も繰り返している
・親が抱えていた問題と、同じような問題を自分も抱えやすい
・家族の中で、いつも特定の人が我慢したり責任を背負ったりする
・親との間で経験した関係性を、自分の子どもとの間でも繰り返している
といったことがあります。
さらに、自分一人の人生だけではなく、親、祖父母、その前の世代まで見ていくと、形を変えながら同じような問題が繰り返されていることがあります。
たとえば、家族関係や夫婦関係、お金、仕事、人との関わり方など、世代は違っていても似たような問題を抱えていたり、親が抱えていた問題を子どもも抱え、それがさらに次の世代へと続いていたりするケースです。
こうした家系の中で繰り返される問題には、家系や先祖に関係するカルマが影響している場合があります。

夫婦・パートナーとの関係に現れるもの
夫婦やパートナーとの関係も、自分が繰り返しているテーマが見えやすい関係です。
たとえば、
・パートナーが変わっても、いつも自分が我慢する関係になる
・相手をコントロールする、またはコントロールされる
・依存する、あるいは依存される関係を繰り返す
・自分の気持ちを言えず、関係が苦しくなってしまう
・愛されているか不安になり、相手に何度も確認を求める
・同じようなことで喧嘩を繰り返してしまう
などです。
「前の人とは合わなかった」と思って別の人と関係を築いても、また同じ問題が起きる。
そのようなときには、相手だけではなく、自分自身がその関係の中で何を繰り返しているのかを見ることが必要です。
職場を変えても同じことが起きる
仕事や職場にも、繰り返すテーマが現れることがあります。
たとえば、職場の人間関係がつらくて転職したにもかかわらず、次の職場でも同じようなタイプの上司との関係に悩む。
会社を変えても、
・いつも自分ばかり仕事を抱え込む
・上司との間で同じような対立を繰り返す
・周囲から評価されていないと感じる
・言いたいことを言えず、我慢を続ける
・他の人の問題や責任まで引き受けてしまう
などといったことが繰り返される場合もあります。
しかし、会社も上司も同僚も変わっているのに、同じような状況を何度も経験しているのであれば、
「環境が変わっても繰り返しているものは何だろう?」
と、一度立ち止まって考えてみることも大切です。
今世を振り返っても原因が見つからないとき
ここまでご紹介したように、今世に関係するカルマであれば、自分の人生や人間関係、行動、感情などを振り返ることで、ある程度そのテーマに気づくことができます。
しかし、すべてのカルマが、この方法で分かるわけではありません。
「なぜか特定のことに対して非常に強く反応する」
「何度も同じ問題を繰り返しているのに、今世ではその原因となるような経験に心当たりがない」
「理由は分からないけれど、特定の人や物事に対して強い感情が湧いてくる」
そのように、今世を振り返っても原因につながるものが見つからない場合には、前世など、今世の記憶にはないカルマが関係している可能性もあります。
ただし、ここで注意していただきたいのは、
「今世に原因がないから、きっと前世で○○だったのだろう」
と、自分で前世の物語をつくらないことです。
前世のカルマは、頭で考え続ければ分かる場所に存在しているものではありません。
そのため、前世や家系など、自分では分からないカルマについて知りたい場合には、それらの領域を確認できるスピリチュアルなセッションを受け、確認してもらうことをおすすめしています。
今世で自分自身が気づけるものと、自分では確認することが難しいもの。
この二つを分けて考えることも、カルマに正しく向き合っていくためには大切です。

カルマはどうすれば解消できる?
カルマを解消するためには、現在起きている問題だけを見るのではなく、その結果を生み出した原因に気づくことが大切です。
カルマは、自分が行ったことや選択したことが原因となり、その結果を後に経験するものです。
必ずしも、自分がしたこととまったく同じ出来事が返ってくるとは限りません。しかし、自分がつくった原因に応じた結果を、別の形で経験することがあります。
今世のカルマの例
たとえば、今世につくられたカルマには、次のようなケースがあります。前世に比べて今世のカルマは、今の自分の行為などに基づくものなので、自分でも気づきやすい傾向があります。
- 他者をいじめたり、悪口を言ったりしてきた結果、その言動が周囲に知られ、「人をいじめる人」と見られるようになり、信用を失ったり孤立したりする
- 他者のお金や労力を自分のために利用してきた結果、お金に関する争いや損失が起こり、自分も大切なものを奪われる経験をする
- パートナーを怒鳴ったり、自分の思いどおりにコントロールしようとしたりした結果、パートナーから信頼されなくなり、愛情を向けてもらえなくなったり、別れを告げられたりする
このように、自分が行ったことが原因となり、その結果を受け取ることが、カルマの基本的な仕組みです。
ただし、現在起きているつらい出来事のすべてが、過去の行いに対するカルマとは限りません。何か問題が起きたときに、すぐに「自分が悪いことをしたからだ」と決めつけるのではなく、ほかの原因も含めて見つめることが必要です。
今世のカルマを解消するには
今世につくられたカルマであれば、自分が過去に行ったことや選択したことを振り返ることで、現在起きている問題とのつながりに気づける場合があります。
ただし、過去の行いを思い出しただけで、カルマが解消されるわけではありません。
人を傷つける言動によって信用を失ったのであれば、悪口やいじめをやめ、誠実に人と向き合う必要があります。怒りによって相手を支配してきたのであれば、相手の意思を尊重し、言葉や態度を変えていくことが必要です。
また、自分の行いによって誰かを傷つけたり、損失を与えたりしたのであれば、必要に応じて謝罪する、償う、同じ行為を繰り返さないなど、これまでとは異なる行動や言動を選ぶことも大切です。
問題が起きたときに、すべてを相手のせいにするのでも、自分だけを責めるのでもなく、自分がつくった原因と、その結果から何を学ぶ必要があるのかを見つめることが、カルマに向き合うということです。
自分の行いと結果のつながりに気づき、これまでとは異なる選択や行動ができるようになることで、そのカルマによって繰り返してきた経験を終えやすくなります。

自分だけでは解消しにくいカルマ
一方、自分だけでは原因を見つけにくいカルマもあります。
前世から持ち越しているものや、家系・先祖から受け継いだものは、今世の記憶や経験を振り返るだけでは、その原因を知ることができません。
たとえば、家系の中で、お金に関する問題や健康に関する問題、パートナーとの問題など、似たような出来事が何世代にもわたって繰り返されている場合があります。
先祖や前世が関係するカルマは、現在の自分の経験だけでは振り返ることが難しいため、自分で解消しにくい傾向があります。
そのような場合には、エネルギーワークによって解消していく方法があります。
エネルギーワークは、提供している方によって、働きかけるカルマの範囲や方法が異なります。受ける場合には、どのようなカルマを対象とするものなのか、内容を確認するとよいでしょう。
カルマに気づき、必要なものを解除し、その後の選択や行動を変えていく。
この両方に取り組むことが、同じ問題の繰り返しから抜け出し、次の段階へ進むことにつながります。
カルマだけではない他の原因について
私たちが抱えている問題の原因は、カルマだけではありません。
過去の経験によって受けた心の傷やトラウマ、家系から受け継いだ霊的な影響、他者から受けた念や呪い、土地に残るエネルギーなど、さまざまなものが関係している場合があります。
また、一つの問題に対して、原因が一つだけとは限りません。
たとえば、何度も同じようなパートナーを選んでしまう場合、前世や今世の自分自身、もしくは家系のカルマだけでなく、家系的な呪いや魂の制約など、複数の原因が重なっていることがあります。
カルマを解除したことで問題の一部が解消されても、別の原因が残っていれば、同じ問題が完全には解決しないこともあります。
カルマについて知ることは大切ですが、すべての問題をカルマとして考えるのではなく、何が原因となっているのかを見極めることが必要です。
カルマにはカルマに対する方法を、トラウマにはトラウマに対する方法を、呪いには呪いに対する方法を選ぶなど、それぞれの原因に合った方法で向き合う必要があります。
「これを受ければ、すべての問題が解決する」というわけではありません。
広範囲に働きかけるものは、薬にたとえると総合感冒薬のようなものです。のどの痛みや咳など、それぞれの症状に合った薬が必要になるように、抱えている問題に対しても、個々の原因に合った対応が必要になります。
自分が抱えている問題を一つずつ見つめ、必要に応じて原因に合った方法を選びながら取り組んでいくことが、問題を根本から解消していくことにつながります。

カルマについてのQ&A
ここでは、カルマについてよく寄せられるご質問にお答えします。
Q1.カルマは一度解除すれば終わりますか?
カルマは一つだけではなく、輪廻転生を経験してきた分だけ、何層にも重なっています。
どのカルマ層に、どのように働きかけるのかは、受けるワークによって異なります。そのため、一度のワークですべてのカルマが解除されるとは限りません。
また、一つのカルマを解除しても、私たちは日々の生活の中で、新しいカルマをつくることがあります。本来は、自分がつくったカルマに気づき、その都度解消していくことが望ましいのですが、それを日常的に行うことは簡単ではありません。
そのため、わたしは、自分で継続的にカルマを解除できるようになるための伝授も提供しています。
Q2.カルマを一度にすべて解除することはできますか?
一度にすべてのカルマを解除することは可能です。
わたしのところでは、すべてのカルマを一度に解放するワークと、必要なカルマを少しずつ解除していくワークの2種類を提供しています。
私たちは、カルマを解消し、魂の学びを進めるために輪廻転生を繰り返しています。そのため、すべてのカルマを一度に解除すると、それまで向き合ってきた学びが急になくなり、これから何を目的に生きればよいのか分からなくなるなど、混乱が生じる方もいます。
そのため、わたしは、伝授を受けて自分の状態を確認しながら、必要なカルマを少しずつ解除していく方法をおすすめしています。
Q3.カルマが解消されたことは、どのように分かりますか?
カルマが解消されると、これまでとは考え方や物事の受け止め方が変わってくる傾向があります。
以前は強く気になっていたことが気にならなくなる、同じような出来事が起きても感情的に反応しなくなる、これまでとは異なる選択ができるようになるなど、内面に変化が現れることがあります。
また、人間関係や仕事、お金に関する問題など、これまで繰り返していた出来事が起こらなくなることもあります。
変化の現れ方は人によって異なり、必ずしも大きな出来事として現れるとは限りません。後から振り返ったときに、「以前とは考え方が変わっている」「同じことを繰り返さなくなった」と気づく場合もあります。
このように、内面の変化や現実に起きる出来事の変化が、カルマが解消されたことを知る一つの目安になります。
まとめ
カルマとは、自分が行ったことや選択したことが原因となり、その結果を後に経験するものです。
今世につくられたカルマであれば、これまでの言動や行動を振り返ることで、現在起きている問題とのつながりに気づける場合があります。
大切なのは、原因に気づくだけで終わらせず、必要に応じて謝罪する、償う、同じ行為を繰り返さないなど、これまでとは異なる選択や行動をしていくことです。
一方、前世や先祖、家系などが関係するカルマは、現在の自分には記憶がないため、自分だけで原因を見つけ、解消することが難しい傾向があります。
また、カルマは一つだけではなく、何層にも重なっています。一度の解除ですべてを終わらせようとするのではなく、現在の自分に影響しているものから、一つずつ向き合っていくことが大切です。
自分がつくった原因と結果のつながりに気づき、必要なカルマを解除し、その後の選択や行動を変えていくことで、同じ問題の繰り返しから抜け出し、魂の学びを進めていくことにつながります。
前世や先祖・家系、土地など、自分だけでは原因を見つけにくいカルマには、エネルギーワークによって働きかける方法があります。
LUMINOUSでは、個人・先祖/家系・土地のカルマ解除セッションと、自分や他者への施術に活かせるエネルギー伝授を提供しています。