投稿日: 2023.08.23 更新日:2025.02.03
スピリチュアルアルケミスト 小西未珈
「高次意識」と聞いて分かりにくいと感じるのはなぜか
わたしの講座やブログでは、「高次意識」という言葉をよく使っています。
スピリチュアルの分野では比較的一般的に用いられる言葉ではありますが、その意味が十分に説明されないまま使われることも多く、
「よく分からない・・・」
「何か目に見えない世界の話なのだろうか・・・」
といった疑問を感じる方も、少なくないのではないでしょうか。
また、「高次意識」という言葉を聞いたときに、意識も肉体と同じように、思考や感情と同じ延長線上にあるものではないのか、と感じる方もいるかもしれません。
私たちは普段、身体を通して世界を体験し、思考や感情も「自分の中で起きているもの」として感じながら生きています。
そのため、意識についても、あらためて深く考える機会はあまりないのが自然だと思います。
さらに、「高次」という言葉から、どこか特別な能力や、一部の人だけが扱える意識の状態を想像し、自分とは距離のあるものだと感じてしまう方もいるでしょう。
しかし、LUMINOUSで扱っている高次意識は、日常から切り離された特別な世界の話ではありません。
このブログでは、私たちが普段使っている思考や感情を中心とした意識だけでなく、その背景にある、気づきにくい意識の働きにも目を向けながら、高次意識という言葉が指しているものを、できるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

私たちは普段、どのような意識の状態で生きているのか
ここではまず、私たちが普段どのような意識の状態で日常を過ごしているのか、そして「高次意識」と呼ばれている意識との違いについて見ていきます。
思考や感情を中心にした日常の判断のしくみ
私たちは日常生活の中で、考えたり、感じたり、判断したりしながら生きています。
多くの場合、感情や思考を中心とした意識の使い方で、日々の出来事に向き合っています。
たとえば、
「うれしい」
「不安だ」
「腹が立つ」
「こうすべきだ」
「こうした方がよいのではないか」
といった、思考や感情の動きがそれにあたります。
ここでは、このように思考や感情を通して現実を捉えている意識の状態を「日常意識」と呼ぶことにします。
日常意識は、目の前の出来事に反応し、過去の経験や記憶をもとに判断を行い、未来を予測しながら行動を選択していくことがとても多いのです。
たとえば、
「この前こんなことがあったから、今回はこうしよう」
「理由は分からないけれど、なぜか無性に嫌な気分になる」
「あの人は、私のことをこう思っているのではないか」
といった考えや感情は、過去の体験や、忘れられた記憶、抑圧された感情、信念や価値観などが影響して生まれていることが少なくないのです。

理由が分からない感情や反応は、どこから来るのか
先ほどお伝えしたように、日常意識は、実は目に見えない意識の影響を受けやすい状態にあります。
ここでいう高次意識とは、何か出来事が起きたとき、日常意識の思考や感情が表に現れるその前段階で働いている意識の層を指しています。
日常意識では、
「不安だ」
「嫌だ」
「どうしよう」
「こうする方が良い」
といったように、感情や思考がそのまま前面に現れます。
しかし実際には、なぜその感情や思考が生まれているのかを、本人がはっきり自覚できていないことも少なくありません。
それは、高次意識の層にある情報が、日常意識に影響を与えているためです。
たとえば、
・人前に立つ場面になると、理由もなく強い緊張や不安を感じてしまう
・失敗していないのに、「責められている気がする」「評価が下がった気がする」と感じる
・特定のタイプの人に対して、なぜか苦手意識や警戒心が先に立ってしまう
こうした反応は、その場の出来事だけが原因ではなく、高次意識の層にある過去の体験や記憶が影響している場合があります。
このほかにも、
・理由は分からないけれど、暗い場所に強い恐怖を感じる
・実際におぼれた経験はないのに、水に対して強い不安や抵抗感がある
といった反応が見られることもあります。
こうした感覚も、現在の体験だけでは説明がつかない場合、高次意識の層にある記憶や感覚の情報が影響していることが少なくありません。
それらは、本人がはっきりと思い出せる形ではなく、理由の分からない感情や反応として日常意識に影響を与えているケースもあるのです。

感情や思考が生まれる“前段階”で起きていること
ここで言うところの高次意識は、日常意識の感情や思考とは異なる層にあり、心理学でいうところの「無意識」と重なる部分を持っています。
私たちが普段は気づいていない思考の癖や感情のパターン、行動の傾向などは、この意識の層から自然と影響を受けていることが多いのです。
そのため、LUMINOUSでは、チャネリングなどを通して、日常意識に影響を与えている高次の意識層の情報を読み取り、セッションを通して言語化するお手伝いを行っています。
これは、自分自身の内側で何が起きているのかを理解し、より自身に必要な選択ができるようになるためのサポートになります。
心の働きは一つではない、という考え方
ここまでお伝えしてきたように、私たちは普段、思考や感情を中心とした「日常意識」を使って生活しています。
しかし実際には、意識はそれだけで成り立っているわけではありません。
私たちが自覚している思考や感情の背後には、自分でははっきりと意識していない意識の領域が存在しています。
このように、意識は一つのまとまりとして存在しているのではなく、いくつかの層が重なり合いながら働いている
と捉える考え方があります。
実際に、チャネリングを通して意識に触れていくと、どの意識の層とつながるかによって、受け取られる情報の質や内容が異なることが分かります。
この体験からも、意識は単一のものとして一様に働いているというより、複数の層がそれぞれ異なる役割を持ちながら存在していると捉える方が、感覚的にも自然だと感じています。

自分で分かっている心と、気づいていない心
たとえば、
「今、何を考えているか」
「今、どんな感情を感じているか」
といったことは、比較的自分自身で認識しやすい意識の領域です。
これらは、日常の中で私たちが「自分の意識」としてはっきりと捉えやすい部分だと言えるでしょう。
一方で、
・なぜ同じ場面になると、いつも不安を感じてしまうのか
・なぜ特定の人や出来事に、強く反応してしまうのか
・なぜ気づくと、似たような選択を繰り返してしまうのか
といった背景には、本人が自覚していない意識の働きが関係していることが多くあります。
このような、自分では直接意識しにくい意識の領域は、心理学では「無意識」と呼ばれてきました。
無意識は、意識できない分、目には見えず、すぐに全体を把握できるものでもありません。
それは、とても広く、深い領域につながっているため、人が意識的に扱うことができない部分でもあります。
そのため、私たちは、比較的分かりやすく、日常で捉えやすい感情や思考といった心の働きに意識を向けるようになっていったのかもしれません。
心理学で見る「無意識」という考え方
心理学者フロイトは、人の心には「自覚されていない意識の領域」が存在し、それが行動や感情、思考に大きな影響を与えていると考えました。
私たちが普段、自分で認識している
「考えていること」や「感じている感情」は、心の働きのごく一部にすぎません。
その背後には、本人が意識していない、自分ではなかなか気づくことのできない領域が広がっており、それが私たちの行動や感情、思考に影響を与えている、というのがフロイトの無意識の考え方です。
この無意識の領域には、
・過去の体験
・抑え込まれた感情
・幼少期に受け取った言葉や印象
・自分では気づいていない信念や価値観
などが含まれているとされています。
これらは、普段の意識では思い出されることがなくても、現在の感情の動きや思考の癖、行動の選択に自然と影響を与えていることがあります。
LUMINOUSでいう高次意識は、このフロイトの無意識と重なる部分を含んだ意識の層として捉えています。
つまり、高次意識とは、どこか特別な場所に存在する意識や、一部の人だけが持つ意識ではありません。
日常意識のさらに奥に重なり合うように存在し、私たちが普段は気づかない形で、感情や思考の背景に影響を与えている意識の層を、分かりやすく表現したものが「高次意識」という言葉なのです。

「特別な意識」ではなく、誰にでもある心の領域
「高次」という言葉から、意識が上にある、優れている、特別だ、といったイメージを持たれることがあります。
しかし、ここでいう高次意識は、上下や優劣を表すものではありません。
思考や感情として表に現れている意識に対して、その背景や根本にある情報を含んでいるかどうか、意識が扱っている情報の深さや広さの違いを示すために使われている言葉です。
意識には、今この瞬間に自分で把握できている部分と、その奥で静かに働いている部分があります。
この「奥にある意識の層」を含めて捉えたものが、LUMINOUSでいう高次意識なのです。
このように考えると、高次意識とは、非日常的な体験や特別な能力の話ではなく、誰もが持っている意識の構造の一部
であることが分かります。
ではなぜ、LUMINOUSではこの意識の層を大切にし、意識的に扱うことや、チャネリングを学ぶことを重視しているのでしょうか。
次の章では、その理由について、もう少し具体的に見ていきます。
なぜ自分では気づかない心の影響があるのか
心理学においても、無意識は「存在していても、自分では直接認識できない意識の層」として捉えられてきました。
そのため、自分の中で何が起きているのかを理解しようとするとき、私たちはどうしても、思考や感情といった日常意識の範囲だけで考えてしまいがちになります。
しかし実際には、その思考や感情が生まれる背景には、無意識の層にある体験や記憶、そして自分では気づいていない信念や価値観など多くの情報が影響していることが少なくありません。
スピリチュアル的には、カルマやトラウマ、霊的な問題や、魂の系譜などの情報も読んでいきます。
だからこそ、LUMINOUSでは、この「気づかない意識の層」とつながり、そこにある情報を丁寧に読み取りながら、
お客様が抱えている内面の悩みや違和感を言葉として整理し、理解できる形へとつなげていくことを大切にしています。
また、そのような関わりができる生徒やセラピストを育成することも、LUMINOUSの大切な役割の一つです。
それは、答えを外から与えるのではなく、すでに内側にあったものに気づき、次のステップへと自然に進んでいくための
サポートになるからです。

気づかなかった心の動きが、理解できるようになる理由
高次意識開発とは、この「気づかない意識の層」と、日常意識とをつなげていくためのプロセスのことです。
高次意識を開いていくことで、これまで分断されていた日常意識(感情・思考)と、高次意識(無意識と重なる層)が
少しずつつながるようになります。
このつながりが生まれると、無意識の層にあった情報が、日常意識でも扱える形へと変換されていくのです。
自然と答えに気づけるようになる理由
高次意識と日常意識がつながることで起きる変化の一つが、気づきが増えていくということです。
これまで、
「なぜ悩んでいるのか分からなかったこと」
「答えが出ないと感じていたこと」
に対して、あるときふと、言葉として理解できる感覚が生まれることがあります。
それは、無意識の層にあった情報が、感情や思考と結びつき、日常意識の中で認識できるようになるためです。
その結果、
・自然と答えが分かるようになる
・これまで見えなかった原因に気づく
・同じ悩みを繰り返さなくなる
といった変化が、少しずつ増えていくようになります。
自分の中にある答えに気づいていくプロセス
高次意識を開発するというと、何か特別な答えを外からもらうことのように感じられるかもしれません。
しかし、こちらで行っている高次意識開発は、外から答えを与えるものではありません。
自分の内側にすでに存在していた情報に、気づける状態をつくっていくことを大切にしています。
そのため、高次意識を開いていくにつれて、
「自然と分かるようになる」
「理由は分からないけれど、腑に落ちる」
「以前ほど悩まなくなる」
といった感覚が、日常の中で増えていくことが多くなります。

高次意識を開発し、日常やセッションに活かしていくのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶︎ 高次意識開発とは?チャネリングに必要な理由と3つのメリット
https://luminous-j.com/blog/high-dimention081023/