チャネリングの実践方法とスキルの伸ばし方

投稿日: 2023.10.17 最終更新日: 2025.1.17
スピリチュアルアルケミスト 小西未珈

チャネリングのやり方と真実

チャネリングは、誰もが体験できるスピリチュアルな技術です。ただし、方法やアプローチはさまざまであり、瞑想を使うものや、特定のトレーニングを通じて感覚を磨いていくものなどがあります。瞑想をベースにしない方法も広く行われていますが、それぞれの方法には特徴や向き不向きがあるため、自分に合ったやり方を見つけることが大切です。 一般的に、高次意識の開発が進んでいる場合は、特別な準備をしなくても自然に短時間でつながることができます。そのため、高次意識を開発していくと、情報を受け取る精度が高まり、深いメッセージを解釈していくことが容易になるでしょう。 一方で、高次意識の開発がまだ進んでいない場合でも、ステップを踏んで実践を重ねればチャネリングを体験できます。今回は、初心者の方でも取り組みやすい一般的な方法についてご紹介します。意識を少しずつ整えながら、つながりを深めていきましょう。

ハイヤーセルフと繋がる方法

ハイヤーセルフとのチャネリングは、自分の内なる叡智とつながる貴重な体験です。まずは、この方法をマスターすることで、人生に必要な気づきや導きを得ることができるでしょう。以下では、初心者でも実践しやすいステップをご紹介します。

1. 集中できる環境を整える

チャネリングを行う際には、静かで落ち着ける場所を選ぶことが重要です。慣れればどこでもチャネリングが可能になりますが、初心者の場合は特に、一人で集中できる環境を整えることが成功のカギとなります。

・静かな場所を選ぶ:周囲の人や音が気にならない場所を選びましょう。
・プロテクションを行う:チャネリングをスムーズに行うために、あなたを守るためのプロテクションを行いましょう。例えば、光のバリアをイメージしたり、祈りや意図を立てることで、自分を守る準備を整えます。
・快適な姿勢を確保する:床や椅子に楽に座り、体がリラックスできる姿勢を整えます。

2. ゆっくりと目を閉じ、瞑想状態になりましょう

楽な姿勢で座り(床でも椅子でも可)、目を閉じ、体の力を抜いていきます。深呼吸を繰り返していくと体の力が抜けやすいです。深呼吸を繰り返しながら、自分の内側に意識を向けていきます。

・目を閉じる:目を閉じることで外界の刺激を遮断し、あなた自身に集中できるようにします。
・深呼吸を繰り返す:鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり吐き出す呼吸を3~5回繰り返します。
・体の力を抜く:肩や首、背中の力を意識的に抜いて、全身をリラックスさせましょう。

3. 心をオープンにして、繋がります

ここで、肝心なのは、心をオープンにして、受け入れる態勢を作ることです。頭で色々と考えてしまうと、ハイヤーセルフからのメッセージを受け取りにくくなってしまいます。頭で考えず、心を開き、ゆったりとした気持ちで、メッセージを受け取っていきます。ハイヤーセルフに繋がると意識すると繋がることが多いのですが、なかなか繋がれない・・という方に瞑想誘導を記載します。また、瞑想系の音楽をかけても良いかもしれません。ハイヤーセルフではない存在に繋がってしまう人がいるため、注意が必要です。

・余計な考えを手放す:頭で考えすぎると、ハイヤーセルフからのメッセージを受け取りにくくなります。考えることをやめ、自然体でいましょう。
・リラックスした気持ちで:力を抜き、つながることを意識しましょう。

4. ハイヤーセルフに意識を向ける

自分のハイヤーセルフに繋がるイメージを持ちましょう。次のような誘導瞑想を試すことで、つながりやすくなるかもしれません。

ハイヤーセルフ瞑想
10cmくらいのあなたを目の前にイメージしてください。10cmくらいのあなたが、そのまま浮いて空へと上がっていくのをイメージします。家の屋根を超えて、雲の中を通りさらに上にあがっていきます。地球を超えて宇宙の中をさらにあがり、もう上がれないと思うところまで到達します。目の前にドアをイメージし、そのドアの中にはいると、そこがあなたが今の意識で到達できるハイヤーセルフの領域です。あなたのハイヤーセルフがそこにいますので、感じてみてください。

5. 質問してみる

質問は、簡単なハイ・イイエの質問から始めても良いでしょう。また、どんな姿のハイヤーセルフなのかをイメージしてみても良いです。

・答えを受け取る:多くの場合、答えは言葉や映像として頭に浮かびます。自分の考えではないかと思うかもしれませんが、繰り返し練習することで信頼感が育ちます。
・姿をイメージする:ハイヤーセルフの姿や雰囲気を感じてみることも、つながりを深める助けになります。

得られる情報やメッセージは、あなた自身の脳を通じて言語化されたり、イメージとして表現されます。これらのメッセージは、あなたのこれまでの経験や知識、記憶をベースにして具現化されるため、理解しやすい形で受け取ることができるのです。ですが、受け取ったメッセージを正確に理解し解釈するには、それを支える知識や経験が必要になります。たとえば、あなたがまだ知らない概念や、経験したことのない状況についてのメッセージが送られてきた場合、それを完全に言語化したり、鮮明にイメージ化することは難しいかもしれません。その場合、あなたの分かる範囲でメッセージが形作られるため、受け取った内容が曖昧に感じられることがよくあります。

6. 注意点と練習のコツ

ハイヤーセルフ以外の存在とつながる可能性もあるため、意識的にハイヤーセルフだけにフォーカスを向けることが重要です。高次の存在とは異なる存在と繋がっている方がいます。高次の存在に繋がっていると思っていても、そうでない場合もあるため、注意して繋がることが大切です。

チャネリングに必要な能力とは?

チャネリングを成功させるためには、高次意識を開くことが重要となります。高次意識とは、日常の思考や感情の枠を超えた、より深く広がりのある意識の領域です。この意識状態に到達することで、私たちはハイヤーセルフや高次の存在と自然に繋がり、純粋で本質的なメッセージや導きを受け取ることができます。高次意識は、目に見える現実だけでなく、魂や宇宙の叡智とつながるための基盤となる重要な意識のステージです。この高次意識が開かれていない状態では、得られるメッセージや情報を十分に理解し、正しく解釈することが難しくなる場合があります。

一般的なやり方のチャネリングだと、意識次元に沿った場所に繋がりやすいため、4次元あたりになりやすいです。高次のチャネリングを求めている場合は、高次の意識を開発することが大切となっています。

チャネリングってどんなもの?についてはこちら↓

向いている人は?〜早く上達する人の特徴〜

「学ぶのに向いていますか?」という質問をよくいただきます。結論からお伝えすると、チャネリングは誰にでも習得可能なスキルです。正しい方法で能力を開き、つながり方や解釈の方法を学んでいけば、誰でもチャネリングができるようになります。 しかし、実際に学び始めてから早く上達する人には、いくつかの共通した特徴や傾向が見られます。以下では、特に成長が早い人に多い特性をご紹介しますね。

1. 柔軟な思考を持っている人

情報が入ってきたときや、メッセージを受け取った時に、柔軟にそれらを受け取れるかが大切になります。頭が固いと、情報やメッセージを受け取っていても、これは自分の考えなのではないか・・・と否定してしまい、受け取っていないとう気持ちになってしまいます。「こうあるべき」「これが正しい」という固定観念に縛られない人は、見えない存在からのメッセージを素直に受け取りやすい人が多いです。逆に、常識や論理に固執してしまうと、せっかくの情報も疑いや不安で受け取りにくくなってしまうのです。

まずは、自分自身を信頼すること。そして、感じたことを受け入れる柔軟性を養うことが必要となります。講座内では、それが考えなのか、情報なのかを提供できますので、だんだんと情報がどのようなものかが分かっていきますが、独自で学んでいる方で、いつも頭で考えている人や理論的な人は、ちょっと苦手かもしれません。まずは、あなた自身が何を考えているのかを理解することが大切です。少しずつ練習していきましょう。

2. 本をよく読んでいる人

受け取った情報を正確に理解し、言葉やイメージとして明確に表現するためには、語彙力や想像力(イメージ力)が重要な役割を果たします。受け取るメッセージは、必ずしも明確な言葉や具体的な形で届くわけではありません。象徴的なビジョンや抽象的な感覚、そしてエネルギーとしてメッセージが伝わることが多くあります。これらの情報は、まず潜在意識に届き、そこから顕在意識へと浮かび上がります。さらに、私たちの脳が働くことで、その情報は言葉やイメージとして具体化され、理解可能な形になります。

読書によって培われた語彙力は、受け取った情報を的確に表現する力になります。複雑な感覚や抽象的なメッセージも、具体的な言葉で伝えられるようになります。神話や歴史、心理学、哲学などの多様な知識は、受け取る象徴的なメッセージの理解を助ることになります。また、イメージしながら読むことによって、自然と高次の存在からのビジョンやイメージを受け取る力が育まれていきます。「情報やメッセージが降りてきている感覚はあるけれど、うまく解釈できない」という声をよく耳にします。多くの場合は、情報を受け取るプロセスとそれを言葉やイメージに変換する力が関係しているのです。

3. 自己探求や内省を大切にする人

チャネリングは、自己の内面と深く向き合うプロセスでもあります。自分の心や感情、行動パターンを見つめ直すことができる人は、高次のメッセージをより正確に受け取り、理解しやすくなります。自己成長への意欲が強い人ほど、上達も早いです。特にクライアントの悩みや問題を読み解き、必要な情報を得るためには、チャネラー自身の自己探求や内省の深さが、そのまま解釈の精度に直結します。自己探求を通じて得た気づきや経験は、クライアントの心情や状況をより深く理解し、受け取ったメッセージを適切に伝えるための重要な土台となります。

自己探求を通じて積み重ねた経験は、シンボルやメッセージの意味を柔軟に解釈する力を育てます。結果として、クライアントにとって最も必要な形で情報を伝えることができるようになります。チャネラー自身の思い込みや感情がフィルターとなり、誤った解釈をしてしまうことがあります。自己探求を通じて自分の内面をクリアに保つことができていれば、クライアントの情報を純粋に受け取り、正確に伝えることが可能になるからです。

チャネリングの活用方法はこちら↓

受け取り方:あなたに合った方法を見つける

チャネリングの情報やメッセージをどのように受け取るのかは、個々に異なっています。

① 言葉として聞こえる

メッセージを言葉として解釈していく方法です。家族や友人と話しているかのように自然にメッセージを訳し、高次の存在やスピリットガイドとの会話がスムーズに行えるのが特徴です。質問を投げかけると返答が返ってくるなど、実際の会話のようにキャッチボールができる感覚があります。受け取る声のトーンや話し方は、伝えてくる存在によって異なります。特に、身近な守護霊(ガイド)などは、親和性もあるため、会話方式になりやすい傾向があると言えるでしょう。

高次のメッセージを会話形式で受ける方は、解釈のレベルが高い人に表れやすい傾向があります。たとえば外国語の通訳や翻訳のように、解釈レベルが高い人ほど上手に言葉として変換することが可能です。また、これは前世の経験値や前世からの能力の影響もあるでしょう。そのため、全くの初心者が学ぶ場合は、会話形式で解釈していくというよりも、単語を聞き取る外国語入門や初級レベルのような形で、単語レベルから受け取って解釈していくことが最初のステップとなる方が多いでしょう。

② イメージやビジョンで受け取る

ビジュアルが得意な方は、映像やシンボル、色などのイメージとしてメッセージを受け取ることがあります。これらのイメージは直感的な理解を促し、深層心理に働きかけます。視覚的な情報は象徴的であることが多く、その解釈には柔軟な感性が求められます。個々の経験や文化的背景によって解釈が異なるため、一般的な意味だけでなく、自分自身の直感や過去の経験をもとに解釈することも大切です。視覚的なメッセージを受け取った際には、浮かんだイメージをノートに記録したり、後から振り返って意味を探ることで、より深い理解に繋がるでしょう。

③体感覚、オーリングによる受け取り

体感覚を通じてメッセージを受け取る方もいます。特定のエネルギーを感じたり、急に感情が湧き上がったりすることで、ガイドや高次の存在を知る方もいらっしゃいます。この方法は、エネルギーの微細な変化に敏感な方に適しています。例えば、胸のあたりが温かく感じたり、背中に心地よい感覚が流れたりすることがあります。また、鳥肌が立つ、手足がピリピリする、重みや圧迫感を感じるといった身体的な感覚も、ガイドやエネルギーの存在が近くにいるサインと考えられます。

さらに、オーリング(O-リング)テストを活用する方法もあります。これは、親指と人差し指で作る輪の強度を利用して、体がYESやNOの答えを示す方法です。質問に対して輪がしっかり閉じる場合は肯定的な答え、輪が簡単に開いてしまう場合は否定的な答えと解釈されます。この方法は、体の反応を直感的に活用して明確な答えを導き出すのに役立ちます。このような受け取り方法は、非常に繊細で個人的な体験です。こうした感覚を無視せず、日常の中で意識的に感じ取ることで体の感覚を通して、様々な気づきを得られるでしょう。

受け取り方に正解はありません。人それぞれの感覚や得意な分野に応じて、自然と適した方法が見つかります。まずはあなた自身がどのような感覚に敏感か、どの方法が合っているのかを探ってみましょう。繰り返し練習することで、あなたにとって最適なチャネリングの方法が確立されていくでしょう。

チャネリング出来ている?私の経験から~

私は本当に繋がっているのだろうか?・・・そう感じたことはありませんか?この疑問は誰もが初めて学ぶ時に感じるものでしょう。私も同じ経験をしました。初めてガイドを意識したのは小学3年生の頃です。頭に浮かぶメッセージが、自分の思考か他の存在からのものか判断がつかず、とても悩みました。小学生の頃なので、誰にも相談できず、聞こえる言葉は誰の?といつも思っていました。そこで、小学生ながらにいくつかの実験をしてみました。例えば:

・受け取ったメッセージとは違う行動を取って、その結果を観察する
・自分が考えている時に、別のメッセージが聞こえるか確認する
・メッセージを送ってきた存在に話しかけてみる
・受け取った情報が正しいか精査する

これらの試みを重ねた結果、自分自身以外の存在からのメッセージだと確信し、成長する中でその存在たちと対話を楽しみ、未来のヒントを受け取ったり、友人や知人の相談にも役立てていました。

しかし、いざ仕事として提供しようと考えたとき、今の自分の力でプロとして通用するのか?と疑問が浮かびました。いくら普段から声が聞こえていても、専門的に学んだことがないと、仕事をするには不十分なのでは・・・?と思い、より深く学ぶために専門の講座を受講しました。体系的に学んだことで、精度が格段に上がり、繋がる存在やメッセージの信頼性も向上しました。この能力は、才能だけでなく、学びと経験によって確実に磨かれるものです。不安や疑問を感じても、初めの頃は当たり前なことです。あなたの感覚を信じ、必要な学びを取り入れながら、可能性を広げてみてください。きっとあなた自身のペースで確かな手応えを感じられるはずです。

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