投稿日: 2023.10.17 最終更新日: 2025.9.22
スピリチュアルアルケミスト 小西未珈
目次
はじめに:チャネリングを始める前に
前回の記事でチャネリングの基本概念について書かせて頂きました。そして、今回は、いよいよ入門レベルの実践の段階に入ります。ただし、ここで大切なことを最初にお伝えしておきます。
チャネリングの基礎を解説した前回の記事:チャネリングとは?初心者向け完全ガイド
このブログでご紹介する方法は、「あなた自身の内省と精神的成長のためのチャネリング実践ガイド」 です。
プロのチャネラーやカウンセラーとして活動するには、この記事で触れる内容をはるかに超えた深い訓練、豊富な経験、そして高度な責任感が必要となります。ここで身につけられるのは、あくまでセルフワークとしての基礎的な力になります。
このガイドで得られること:
・自分自身の内なる声に耳を傾ける力
・日常の選択や判断に役立つ直感力の向上
・個人的な成長や気づきを得るためのガイダンス受信
・ストレスや迷いの中で心の平安を見つける方法
このガイドの対象外となること:
・他者への有料チャネリングサービスの提供
・人生の重大な決断を代行するような責任ある助言
・ビジネスとしてのスピリチュアルカウンセリング
この実践ガイドは 「自分自身との対話を深め、内なる叡智にアクセスするための個人的なスキル開発」 を目的としています。
他者にセッションを提供したい方は、この基礎練習を十分に積んだ上で、必ず専門的な指導者のもとでさらなる研鑽を重ねることをおすすめしています。
「実際にはどう始めればいいの?」「安全に自己探求をするための具体的な手順を知りたい」といった声にお応えして、今回は個人的な内省実践に特化したチャネリングのガイドを詳しくお伝えすることになりました。
あなた自身の魂の声に耳を傾け、より豊かで意味深い人生を歩むためのツールとして、ぜひチャネリングを役立ててみてください。
チャネリング体験|初心者からプロへチャネリングの学び
小学生の頃に始まったチャネリング体験
小学生の頃、私は「自分の声ではない声」を耳にしていました。
最初は「何の声だろう?」と不思議に思い、何度も検証を繰り返した結果、それが自分の思考ではなく“別の存在の声”だと気づいたのです。
その声は、私が困っている時や危険が迫っている時によく現れ、結果的に私を守ってくれる存在らしいと感じるようになりました。
今思えば、それが私のチャネリングの原点でした。
当時つながっていたのは、主に以下の存在でした。
・ハイヤーセルフ
・守護霊
他にも様々な霊から声をかけられましたが、基本的には上記2つの存在のメッセージを受け取っていました。
初めて学んだチャネリングとプロレベルの講座
社会人になってスピリチュアルに関心を深めた頃、初めてチャネリング講座を受講しました。「これまで自分が自然にしていたことがチャネリングだった」と理解できたことは、大きな気づきでした。しかし、大きな能力の変化は感じられませんでした。ただし、この講座後は、仕事をしても良いということだったので、ちょと不安を覚えました。
ただし、チャネリングという知識を学ぶことで、チャネリングに対する知識が増えていきました。そのせいか、他の存在にも繋がることができるようになりました。ただし、能力は特に変わった感じはしませんでした。
その後「スピリチュアルを仕事にしたい」と思い、さらに専門的なプロレベルの講座を受講しました。
そこで高次意識を開発したとき、最も驚いたのは、身近にいた守護霊たちの在り方が大きく変わったことでした。
守護霊たちは進化し、伝えてくるメッセージの質も格段に向上。
これは私にとって大きな転機となり、チャネリングを「自分の体験」から「他者へ提供できる力」へと育てていくきっかけとなったのです。
わたしの実体験を通して、プロレベルの講座を受けることでさらに繋がる領域が広がり、解釈も今までと変わって来たことを実感したのでした。
このように、学びのステップを踏むことで、チャネリングはただの「体験」から「他者の人生に役立つスキル」へと変化していきます。
そして、私自身が経験したように、知識や訓練を積み重ねることで、つながる先はより広がり、メッセージの質も深まっていきます。
次の章では、こうした経験を踏まえて、これからチャネリングを学ぶ初心者の方に伝えたいことをお話しします。
チャネリング初心者への学びのポイント
チャネリングを始めたばかりの頃は、あなたの興味や意識に合った領域や存在とつながることからスタートします。つまり、最初は「今の自分に必要な場所」や「親しみやすい存在」へアクセスする形になるのです。
多くの人は「すぐに仕事にできるレベルの能力がほしい」と思うかもしれません。ですが、あなた自身の意識が成長していなければ、たとえ能力だけを高めても、より高次の領域とはつながれません。
チャネリングは「意識してつながる」ものなので、自分が認識できない領域にはアクセスできないのです。
そのため初心者の段階では、まずは「今つながれる領域」で繰り返し練習を行いましょう。小さな体験の積み重ねが、やがてあなた自身のチャネリングを育てていきます。
そして、この段階で大切なのが「内省」です。
日々のチャネリングを通して、自分の心や無意識を見つめる習慣を持つことで、後にプロとして人に伝えるとき、解釈力やメッセージの精度に大きく役立ちます。
入門:チャクラ瞑想 ハイヤーセルフ誘導(実践ガイド)
チャネリングは「学び」と「練習」の積み重ねで育っていきます。
ここでは、初心者が安全に取り組めるセルフワーク(自己内省向け)を紹介します。
このワークは、あなたがハイヤーセルフと穏やかにつながり、自分自身を見つめるためのものです。プロの技術を養成するものではありませんので、あくまで入門的な練習として、安全に、そして無理のない範囲で行ってください。
準備(最初に)
・静かで落ち着ける場所に座ります。椅子でも床でも構いませんが、背筋は楽に伸ばてゆったりと座ります。
・携帯の音を消して、周囲からの邪魔が入らない環境を整えます。
・ヒーリング音楽を流すと集中しやすくなります。
事前の心構え
・これは「自分のための内省ワーク」であることを思い出してください。
・イメージの練習も兼ねていますので、出来る範囲からイメージしていってください。
・はっきり見えなくても、大丈夫です。繰り返し行ううちに感覚は少しずつ育ちます。
・結果を急がず、感じたことをそのまま受け止める姿勢を持ちましょう。
手順(チャクラ瞑想 → ハイヤーセルフ誘導)
チャクラ瞑想(約4〜5分)
1. 椅子や床などに楽な姿勢で座り、目を閉じてください。深呼吸を数回行い、体の力を抜きましょう。
2. 頭のてっぺんからつま先まで、体全体の感覚に注意を向けていきます。力の入っている場所や緩んでいる場所を感じ取り、その後、あなた自身の中心に意識を戻します。深呼吸を3回ほど繰り返し、心を落ち着けてください。
3. 気持ちが整ってきたら、チャクラの色を順番にイメージします。
o 第7チャクラ(クラウン) — 紫
o 第6チャクラ(サードアイ) — 紺
o 第5チャクラ(スロート) — 青
o 第4チャクラ(ハート) — 緑
o 第3チャクラ(ソーラープレクサス) — 黄
o 第2チャクラ(セイクラル) — オレンジ
o 第1チャクラ(ルート) — 赤
4. 各チャクラの色に意識を集中してください。もし色が暗く濁って見えたら、澄んだ鮮やかな色で輝くイメージに変えていきます。
5. すべてのチャクラが整ったと感じたら、頭上から温かい光が降り注ぎ、全身を包み込む様子を思い描いてください。オーラ全体が光で満ち、守られている感覚を味わいながら、深呼吸を3回して準備完了です。
ハイヤーセルフ誘導チャネリング(約8〜12分)
1. 目を閉じ、ハートに10cm大のあなたをイメージします。ハートから上に上がり頭頂からあなたが顕われます。
2. ハイヤーセルフチャネリングを行いますと宣言すると、イメージであなたがふわりと浮かび、屋根を越え、雲を越え、地球の外へと上昇していきます。出来る限りのイメージをしていきましょう。
3. そして雲を超え、地球を超えてさらに上昇していきます。
4.「これ以上は進めない」と感じた場所にドアが現れます。そのドアまで進み、そのドアをよく観察したら静かに開けて中に入ります。
5. その空間をよく観察します。光の色、雰囲気、音や匂い…五感で感じ取ってください。
6. 心の中で宣言します:
「ハイヤーセルフよ、私に見える姿で現れてください。今、私に必要なメッセージをください。」
7. ハイヤーセルフがあなたにとって分かりやすい形で現れます。姿や雰囲気を観察し、届いた言葉・映像・感覚を受け取りましょう。
8. 質問がある場合は、簡単な問いを一つ投げかけてみてください(例:「今、私が最も意識すべきことは何ですか?」)。
9. 得られたイメージや言葉は、すぐに判断せずメモに残しましょう。些細なものも大切な手がかりです。
10. 十分にやり取りしたら、小さな自分をゆっくりと肉体に戻します。光に包まれた感覚を味わい、手足を動かし、目を開けて終了です。
最初は、何もメッセージが受け取れないかもしれませんが、継続して続けることで、一言から受け取れるようになってくるでしょう。
注意点(安全対策)
・気分が不安定、強い怒りや悲しみを抱えているときは避けてください。ネガティブな波動を引き寄せやすくなり、低次の存在に繋がりやすくなります。
・ハイヤーセルフ以外の存在が現れる可能性もあります。次の点を確認してください:
o ハイヤーセルフは命令やコントロールを強制しません。
o 恐怖や依存をあおるメッセージは無視してください。
・大切な決断はチャネリングだけで行わず、現実的な判断や専門家の意見も取り入れてください。
・体調不良を感じたらすぐに中断し、休息を取ってください。
練習後の振り返り(ジャーナリング)
ワークを終えたら、必ずノートや日記に記録を残しましょう。
その瞬間に感じたことを書きとめることが、感覚を育てる大切なプロセスになります。
書くときの問いの例:
・ 今日見えたイメージや言葉は?
・ 体や心で感じた感覚・感情は?
・ 印象に残った色や象徴は?
・ 日常の中で実践してみたい具体的な行動は?
数日、数週間分を見返してみると、繰り返し現れるテーマや象徴が浮かび上がってきます。
それはチャネリングの精度を高めるだけでなく、あなた自身の内省や気づきを深める貴重な手がかりとなります。
まとめ:チャネリングを学ぶ最初の一歩
チャネリングは、特別な人だけができるものではなく、誰もが持っている感覚を磨くことで育っていきます。
最初は「自分に今つながれる存在や領域」とのやり取りから始まり、繰り返し練習することで、少しずつつながる先やメッセージの質が広がっていきます。
大切なのは、焦らずに、自分の内側と向き合いながら進めること。
チャクラ瞑想やハイヤーセルフとの対話といったセルフワークは、安全に始められる入門的な練習です。そして、その後に行うジャーナリングは、自分の成長を確認し、精度を高める強力なサポートになります。
ただし、この方法は入門レベルとなりますので、プロとなる場合は、しっかりと講座で学びましょう。

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