投稿日: 2025.06.02
スピリチュアルアルケミスト 小西未珈
目次
スピリチュアルな講座を作りたいあなたへ
「自分のスピリチュアルな経験を活かして、いつかオリジナルの講座を作ってみたい」
そう願う方は、実はとても多いのです。
でもいざ取りかかろうとすると・・・
- どこから手をつければいいか分からない
- 情報や経験はあるけれど、それを“教える形”にまとめられない
- 一人で進めようとして、途中で止まってしまった
そんな声を、これまで何度も耳にしてきました。
実際、「誰かに教えることができる」ことと「講座として構築すること」は、まったく別のスキルです。
いくら優れた知識や深い経験があっても、それを受講生に伝わる形に落とし込むには、ちょっとしたコツや設計が必要になります。
だからこそ、講座をつくりたいという想いはあっても、
「どうやって形にすればいいのか分からない」
という段階で立ち止まってしまう方が、とても多いのです。
このブログでは、そんな悩みを抱える方に向けて、スピリチュアルな講座をカタチにしていくための視点とヒントをお届けしていきます。

一人で講座を作ると、なぜ大変なのか?
スピリチュアルな講座を作ろうとしたとき、まず最初にぶつかるのが、「何から始めればいいのか分からない」という壁。
実は、講座を一人で作ろうとすると、思っている以上に多くの工程と判断が必要になります。
- 講座のコンセプトをどう決めるか
- どんな順番で伝えたら、受講生にとって理解しやすいか
- 自分の中の経験や知識をどう体系立てればよいのか
- テキストやスライドなど、どこまで準備すればいいのか
どれも正解がないからこそ、迷いが生まれやすいのです。
さらに、スピリチュアルな分野は「感覚的」なことや「目に見えない領域」を扱うため、
一般的な講座作りとは少し違う配慮も必要になります。
講座づくりは、自分の内側と向き合いながら進めていく深いプロセスです。
だからこそ、一人で抱え込まず、適切なサポートを受けながら進めることが、大きな安心と前進につながります。

実は、相談相手によっては逆に迷うことも・・・
「講座を作りたいけど、作り方が分からないから誰かに相談してみよう」
そう思ってアクションを起こすのは、とても大切なことです。
でも・・・
相談した相手によっては、かえって迷いが深まってしまうこともあるのです。
- ビジネスコンサルに相談したけれど、スピリチュアルの本質には触れられなかった
- 講座設計のノウハウはあっても、エネルギー的な部分は理解されなかった
- 一般的な構成に無理やり当てはめられて、自分の世界観がぼやけてしまった
特に、魂や高次の存在、宇宙意識といった深いスピリチュアル領域を扱う場合は、
作り手の“在り方”や“エネルギー”そのものが、講座全体にそのまま流れ込みます。
コンサルタントの多くは、どちらかといえば 形を先に整えて、そこに内容を当てはめていくことで成果を出すという設計を得意としています。
それはビジネスとして非常に有効なアプローチですが、講座づくりでは、もう一歩深い部分である「なぜそれを伝えるのか」「どんなふうに伝えたいのか」まで含めた対話が必要になってくるのです。
特にスピリチュアルの講座では、使う知識や技術をどう伝えるか、その伝え方が受講生のエネルギーにどう影響するのかなど、表面的な設計だけではカバーしきれない、繊細な検討ポイントがたくさんあります。
つまり、表面的に形だけ整えても、エネルギーが通らず、本来の意図とは異なる講座になってしまうことが実際に起こりうるのです。
だからこそ
- 深いスピリチュアルの構造を理解している
- 感性と構成の両面からサポートできる
- 作り手の意図やエネルギーを守りながら形にしていける
ことをサポートできる人と一緒に作っていくことで、講座の本質を活かし、“本当に伝わる講座”を生み出すための鍵となるのです。

講座づくりに“専門的なサポート”が必要な理由
スピリチュアルな講座づくりでは、構成やテキストづくりの技術だけでなく、
見えない部分の意図やエネルギーを整える視点がとても重要です。
以下のような例は、実際によくある講座づくりの悩みです:
- 自分のエネルギーワークを講座化したいが、伝授構造が組めずに止まってしまった
- 感覚はあるけど、言葉にしようとするとズレてしまい、伝えられない
- 誰かのアドバイス通りに構成したら、別人の講座のようになってしまった
- 講座づくりを進めていたが、エネルギーが滞って感じられなくなった
- 伝えたいことが多すぎて、順序が定まらず受講生に伝わらない
こうした状況にこそ、感性と構成の両方を理解した専門的なサポートが必要とされるのです。

実際にこんな講座が生まれました
アロマとエネルギーを融合させた、変容のための講座
アロマセラピーにチャネリングとヒーリングの感性を融合し、「クライアントに必要なエネルギーをアロマに転写し、変容を促す」講座を構築を行わせて頂きました。
それは、香りとスピリチュアルが融合した、まさにエネルギーが届くアロマとして多くの反響が寄せられました。
この講座をつくる際には、アロマの選び方からエネルギーの組み合わせ、セッションの方法、伝授の手順に至るまで、すべてを一緒に考えながら丁寧に構築していきました。
そのため、「香りとともにエネルギーが届く体感型の講座」として高い人気を集め、受講生が即実践に活かせる内容にまで仕上がったのです。
こうして、作り手のエネルギーや世界観を反映しながら、講座の本質を一緒に育てていくプロセスこそが、本当に届けたい講座を形にしていく鍵なのだと実感しています。

講座づくりには、知識と経験:もう一つ大切なもの
オリジナル講座をつくるには、ある程度の知識や経験があることも、大切な土台になります。
- 伝えるべき要点を把握している
- 受講生の反応をイメージできる
- カリキュラムとして組み立てるための基本的な理解がある
こうした準備があることで、講座づくりはよりスムーズに進みます。
でも、それだけでは十分とは言えません。そこにあなたの魂・感性・ビジョンを丁寧に組み合わせていくことで、 あなただけの講座が生まれていきます。

講座を作りのヒント5つ
「オリジナル講座をつくってみたいけれど、何から手をつければいいのか分からない・・・」
そんなときは、まずはシンプルな問いかけから始めてみましょう。
ここでは、講座づくりを進めるためのヒントをいくつかご紹介します。
① 「何を伝えたいか」を一言で書いてみる
難しく考えず、心の中にある想いをそのまま書き出してみてください。たとえば「自分のように悩んでいる人の力になりたい」「感性を取り戻す方法を伝えたい」など、たった一言でかまいません。
② どんな分野の講座にしたいのか?
アロマ、ヒーリング、チャネリング、カウンセリングなど、あなたが扱いたいテーマを言葉にしてみましょう。
③ 何を伝えることができるのか?
あなたが今まで学んできたこと、経験してきたこと、誰かの役に立てそうな知識や視点などを書き出してみましょう。
④ どんな人に届けたいのか?
初心者向け?ある程度経験のある人?
あなたの講座を本当に必要としている人を、できるだけ具体的にイメージしてみましょう。
⑤ この講座を受けた人が、どうなっていてほしいか?
講座を通して、どんな気づきや変化、力を手にしていてほしいのか、ゴール(成果や変容)を描くことで、講座全体の方向性が見えてきます。
⑥ そのために、何が必要?
内容、ワーク、セッション方法、伝授、エネルギー的準備・・・。
必要になりそうな要素をリストアップしてみましょう。ここは一人で考えるのが難しいところなので、相談しながら進めるのがおすすめです。

エネルギー伝授を行う際に大切なこと
スピリチュアル講座において、エネルギー伝授を含める場合、単に「能力を開く」ことだけに意識を向けるのではなく、その能力の性質や、本当に扱える形にして届けることが非常に重要になります。
まず、伝授に取り組む際には、
- どのような能力を開発したいのか
- どの叡智やエッセンスを元に伝授を行うのか
を、明確に定めていくプロセスが必要です。
しかし、ここで一つ大切なポイントがあります。
それは、どのように伝授するかという方法が、最も重要な鍵になるということです。
本当に伝授として機能させるには、そのエネルギーや情報を人間が扱える形に変換し、再現性と定着性のある形で伝える能力や技術が必要になります。
その変換手法の一つが、錬金術的アプローチなのです。
エネルギーや情報を、現実の中で使える力へと落とし込む工程が、真の伝授には欠かせない本質となります。
こうした工程を踏むことで、はじめて「伝授された能力」が現実で活かされ、
講座を受けた人の中に確かな変化と成長が生まれるのです。
伝授とは、その叡智、能力、知識等を 使えるようにすること。
この視点こそが、深くて安全な講座作りの根幹となります。

あなたの内にある叡智を、講座という“形”に
オリジナル講座をつくるということは、単に情報を伝える枠組みを整えることではありません。
講座を通して、あなたは何を伝えたいのでしょうか?
どんな人と出会い、どんな学びや変化を一緒に体験していきたいのでしょうか?
それらはすべて、あなたの中にある大切な想いの一部です。
「講座という形にしてみたい」と思った瞬間から、その想いはすでに静かに動き始めています。
講座は、誰かの正解に合わせてつくるものではなく、あなたの魂から湧き上がる想いを、形にしていくものなのです。
本気でエネルギーを注ぎ込んだとき、その講座には、あなたの本質が響きとして宿ります。
そして、その響きに共鳴する人たちが、自然と集まってくるのです。
それこそが、スピリチュアル講座が広がっていく本当の在り方です。
誰かの成功法をなぞるのではなく、
誰かのやり方をまねるのでもなく、
あなただけの講座を育てることが大切なのです。
講座をつくる過程で、これまで気づかなかった自分自身と出会い、成長していくことになるでしょう。
ひとりで講座を形にすることが難しいと感じた場合は、無理をせず、必要に応じて誰かと共に進める選択も有効です。伝えるべき言葉や順序、適切な構成は、一人で考え込むよりも、対話の中で自然と明確になっていくことがあります。
実際に完成された講座は、単なる情報の集積やノウハウの伝達にとどまらず、受講者に深い内的気づきを促すきっかけとなることが少なくありません。その内容は、意識の変容を引き起こし、人生の方向性にまで影響を及ぼすような力を持つこともあるのです。
そして何より、講座を設計し構築していく過程そのものが、制作者自身の内面に深く働きかけ、自己理解を促し、専門性や価値観をあらためて確認する機会となるでしょう。
