チャネリングの誤解と上達の秘訣 part2

投稿日: 2023.10.17 最終更新日: 2025.04.10
スピリチュアルアルケミスト 小西未珈

【Part2】体験を通して見えてくる、感覚を磨くプロセス

前回のPart1では、チャネリングの基本や、見えない世界とつながるための意識のあり方、そしてハイヤーセルフとのつながりを育てる基礎的なステップについてご紹介しました。

今回はその続きとして、「どうすればもっとクリアに情報を受け取れるようになるのか?」をテーマに、実際の体験談を交えながら、感覚を磨くためのプロセスや乗り越え方について掘り下げていきます。

チャネリングを学びながら多くの人がぶつかる「感覚があっているか不安になる瞬間」や「自信を持てない時期」。それらをどう乗り越え、自分の感覚を信頼していけるようになるのか――実践の中で得られたリアルな気づきをお届けします。

ステップ①:内面の制限を手放す

例えば、あなたが講座で学び始めようとしたとき、
「本当にできるようになるのだろうか?」
「自分にはその能力があるのだろうか?」
といった不安を抱えたとします。

この不安は、単なる直感ではなく、過去の思い込みや心のブロックから影響を受けている可能性が高い ことを認識しましょう。

なぜ「できない」と思うのか?

  • 「できない」という思いは、どこから生まれたのか?
  • 誰かに「できない」と言われた経験があるのか?
  • 過去のどんな出来事が、その感覚を強めているのか?

このように、自分の中にある思い込みを一つひとつ掘り下げていくことが、感覚を開くための第一歩 となります。内省のおススメは、ジャーナリングです。

ステップ②:シャドウと向き合う

シャドウとは、私たちが無意識のうちに押し込めた感情や記憶、思い込みのこと です。たとえば、過去に経験した 失敗・否定された記憶・怒り・恐れ・劣等感 などが、意識の奥に残り続け、私たちの考え方や行動に影響を与えます。例えば、成功している人を見てイライラする、人の欠点ばかりが目についてしまう、この人は偉そうで嫌だなどような感情として現れることが多いのです。

そして、例えば、あなたが講座を受けようとしたとき、
「本当にこの講座で自分はできるようになるのだろうか?」
「他の人はできるようになっても、自分には無理かもしれない…」
といった疑問や不安を抱えることがあるかもしれません。

このような考えが浮かんだとき、それは単なる疑問ではなく、過去の経験やシャドウが影響している可能性があります。

シャドウが影響を与える具体例

① すぐにできる人を見て焦る(劣等感のシャドウ)
② 先生や講師の言葉に敏感に反応してしまう(権威へのシャドウ)
③ 講師や講座の内容に批判的になってしまう(抵抗のシャドウ)

シャドウを手放すことで、よりクリアな意識で学びを深め、スピリチュアルな感覚を伸ばしていくことができるようになります。癒す方法は、ジャーナリング、ヒーリング、エネルギーワークなど。

ステップ③:知識と実践を積む

直感やスピリチュアルな感覚を活用するには、ただ「感じる」だけではなく、適切な知識と実践を積み重ねることが必要です。特に、複数の情報源から受け取る場合、それらを整理し、多角的に理解する力が求められます。

なぜ知識が必要で、ある程度明確に伝える必要があるのか?
それは、実際にセッションを受けた人の多くが「チャネリングなどのメッセージはとても不明瞭で、ハッキリとしないことが多い」と感じているからです。

直感だけでは曖昧なままになりやすい

スピリチュアルな情報は、多くの場合、エネルギーやイメージとして伝わるため、それを受け取る側の知識や表現の幅が少ないと、解釈が曖昧となってしまうのです。

例えば、セッションでイメージやメッセージを受け、以下のような解釈を伝えたとします。

ー「何か白い光が見えます」
ー「あなたには変化の時期が来ています」
ー「大天使ミカエルと縁が強いようです」
ー 「最近病気になったことはありますか?」

これらのメッセージにはスピリチュアルな意味がありますが、具体的な解釈がなければ、クライアントにとっては「具体的な意味は?」となりやすい のです。初心者の方の場合は、このように単語的な解釈となってしまいがちです。でもこれでは、プロフェッショナルレベルではありません。

知識があることで、メッセージをより明確にできる

スピリチュアルなセッションでは、クライアントの身体的な不調や病気についての相談を受けることがあります。しかし、病気に関する基礎知識が不足していると、受け取ったメッセージを適切に解釈し、伝えることが難しくなる 場合があります。

例えば、思考パターンの影響も含めた解釈をする場合(これはあくまでも例です)。

「胃腸の調子に注意が必要かもしれません。消化器系は、食べ物だけでなく、思考や感情の消化とも深く関係しています。 最近、考えすぎたり、決断を先延ばしにしたりしていませんか?
特に、『失敗したくない』『完璧でなければならない』『もっと考えなければならない』 という思考パターンが強いと、胃腸に負担をかけやすくなります。
また、消化器系は 「受け入れる力」 に関係しており、何かに対して抵抗を感じていると、胃が締めつけられるように感じたり、腸の働きが滞ったりすることがあります。
食生活を見直すことはもちろん、「思考を整理する」「必要以上に考えすぎない」「直感を信じて決断する」 ことを意識すると、胃腸の負担が軽減されるかもしれませんね。ただし、このようなカウンセリングは、医療行為ではないため、必ず病院で確認して頂くことが前提です。

このようにクライアントに寄り添い、より実践的なアドバイスを届けるために、病気に関する知識もスピリチュアルな学びと並行して深めていくことが大切です。

チャネリングで大切なこと

スピリチュアルな感覚を磨くためには、ただ「受け取る」だけでなく、受け取った情報を正しく解釈し、伝える力を育てることが欠かせません。そのためには、まず自分の内面を整え、思い込みや無意識のブロックを解放することが重要です。

過去の経験や思考のクセによって、「本当に正しく受け取れているのか?」「自分には才能がないのでは?」といった疑念が生まれることがあります。しかし、こうした不安があると、解釈が曖昧になり、受け取った情報を的確に言葉にすることが難しくなります。

また、知識を深め、実践を積み重ねることで、直感の精度が向上し、より具体的な解釈が可能になります。 たとえば、歴史を学んでいると、前世を見る上でどの時代背景なのかなどの細かな情報も解釈しやすくなります。また、体の不調の情報を受け取った場合、身体の仕組みを理解していると、そのメッセージをより正確に整理し、体の状態についてクライアントに分かりやすく伝えることができるようになります。スピリチュアルな情報は抽象的になりがちですが、知識があれば「ただ感じる」だけでなく、「実践的なアドバイス」として活かせるようになるのです。

最終的に大切なのは、「受け取る力」「解釈する力」「伝える力」のバランスを意識することです。スピリチュアルな学びを深めるには、感覚だけでなく、内面の探求や知識の積み重ねが不可欠。直感を鍛えるだけでなく、情報を整理し、明確に伝える力を身につけることで、より実践的なスピリチュアルな成長へとつながります。

生徒さんの体験談-よくある例

ここでは、初心者の方によくある勘違いについて書いていきます。

イメージの捉え方

チャネリングにおいて「イメージを見る」際、よくある誤解のひとつは、目を完全に閉じて、目の内側の方に鮮明なビジョンが自動的に浮かび上がると思われている方が結構いらっしゃるということです。

しかし、実際にはその方法では、目の裏側でかすかな光しか感じ取れないと思われます。何故なら、目の裏でイメージを見るわけではないですし、目の裏にイメージが映るわけではないからです。

イメージの見え方としてフォーカスしていく場所としては、だいたいおでこの上あたりに意識を集中する方法です。何故なら、その辺りにイメージが浮かび上がるからです。脳の側頭葉、海馬、前頭葉などの機能と関連があるのかもしれませんが、基本的にイメージが見える場所は、おでこの上あたりです。

なお、第三の目で視るという考えで、第三の目にフォーカスをして、そこで見ようとする方もいますが、第三の目はチャクラを使う感じになります。眉間の辺りで見るわけではありません。

また、ほとんどのイメージは、テレビのように鮮明に映し出されるわけではなく、どちらかといえばぼんやりとした印象で現れることが多いのです。チャネリングで受け取るイメージは、はっきりとした輪郭よりも、柔らかくあいまいな形で感じられる傾向があります。特に高次の領域にアクセスすればするほど、イメージはより抽象的になり、細部がぼやけてしまうことが多いです。これは、情報が多次元的に広がっているため、人間の体の機能を使って視るのにある程度制限があるのかもしれません。

このように、効果的にチャネリングを行うために、現れるイメージがどのような性質を持っているのかを理解することも重要です。生徒さんたちの体験談からも、正しい方法でイメージを捉えることで、より豊かな情報が得られることが実感されています。

ここまで、チャネリングの本質やその実践法、そして日常や仕事への応用について、実際の体験談を交えながら詳しくご紹介してきました。私たちが心の扉を開放し、内面の深淵から高次のエネルギーや叡智を受け取るプロセスが、どれほど貴重で変革的な体験であるかがお分かりいただけたかと思います。この基礎知識と内面の準備が整えば、あなたはより豊かな自己理解を得ると同時に、チャネリングの力を現実の課題解決やキャリアアップに活かす土台が築かれるのです。

次のPart2では、これまでの基礎を踏まえて、さらに実践的な側面に焦点を当てます。ここでは、以下の内容を詳しく取り上げます:

  • 成功例とその要因
  • 成功と失敗の差:なぜ仕事に繋がる人とそうでない人がいるのか?
  • 高度な技法のご紹介
    • アニマルコミュニケーション:
    • 神様とのチャネリング:
    • アカシックレコードの活用:

part2の公開はもうしばらくお待ちください。

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