投稿日: 2025.04.26 更新日:2025.12.24
スピリチュアルアルケミスト 小西未珈
目次
スピリチュアルな感性と、これからの向き合い方
前回の記事「スピリチュアルな感性とは?誰もが持つ能力と3つの段階」では、スピリチュアルな感性には「ある・ない」という単純な違いではなく、
・日常のなかで自然に働いている感性
・自分のために使えるようになっていく感性
・使命と結びついた、より深い感性
という、3つの段階があるという視点でお話ししてきました。
では、その感性をこれからどのように扱っていけばよいのでしょうか。
スピリチュアルな感性は、
「感じられるようになったら終わり」ではありません。
むしろ大切なのは、
・どの段階の感性を使っているのか
・その感性を、どこまで活かしたいのか
を、自分自身が理解していることです。
たとえば、
・自分を深め、人生を整えるために使いたいのか
・誰かの役に立つ形で関わっていきたいのか
・セッションやサポートとして届けていきたいのか
感性の使い方によって、必要な向き合い方や準備は大きく変わってきます。
この後半の記事では、前回ご紹介した3つの段階それぞれにおいて、スピリチュアルな感性をどのように活かしていくとよいのかを、整理しながらお伝えしていきます。
「学ばなければいけない」「何かを始めなければいけない」という前提ではなく、今の自分にとって、何が必要なのかを見極めるための視点として、読み進めていただけたら幸いです。

感性の段階ごとに変わる、向き合い方のポイント
前半の記事では、スピリチュアルな感性には「3つの段階」があることをお伝えしました。
ここからは、その段階ごとに、どのように感性と向き合っていくとよいのかを、もう少し具体的に見ていきたいと思います。
スピリチュアルな感性は、一気に開いたり、急に完成するものではありません。
今の段階に合った向き合い方をすることで、感性は自然に整い、少しずつ深まっていきます。
まずは、もっとも多くの人が当てはまる「日常で自然に働く感性の段階」から見ていきましょう。
① 日常で自然に働く感性の段階にいる方へ
「特別な感覚はないけれど、これでいいのか分からない」
そんな感覚を抱いている方は、この段階にいることがとても多いです。
①の段階にいる方は、スピリチュアルな感性そのものは、すでに日常の中で自然に働いています。
ただし、この感性をさらに深めていくことで、
・これまで気づかなかった自分の本音に気づけるようになったり
・無理のない選択ができるようになったり
・自分にとって心地よい生き方へと整っていく
といった変化が、少しずつ起こってきます。
そのため①の段階では、
「感性を開く」ことよりも、まずは自分自身にしっかりと向き合う時間を持つことが大切です。
自分でできる方法としては、短い時間の瞑想を取り入れてみるのもよいでしょう。
ただし、慣れないうちはどこに意識が向かうか分からないこともあるため、長時間の瞑想はおすすめしていません。
5分程度で構いませんので、静かに自分を振り返る時間を、日常の中に取り入れてみてください。
心を落ち着けて瞑想することで、思考が一度休まるタイミングが増え、スピリチュアルな感性を通して受け取るメッセージや情報の質が、少しずつ変わってくることもあります。
そうした小さな変化を重ねていく中で、自然と②の段階へと移行していくようになります。

スピリチュアルな感性を「まったく感じない」と感じる方について
実は、スピリチュアルな感性についてお話ししていると、
「何も感じない」「まったく受け取れない」
と感じている方も、一定数いらっしゃいます。
私のサロンにも、
・全く何も感じない
・何も受け取れない
・イメージがまったく浮かばない
という状態で、学びに来られる方がいらっしゃいます。
こうした状態にあるからといって、スピリチュアルな感性がない、向いていない、というわけではありません。
むしろ、その方の背景を丁寧に見ていくと、いくつか共通する「状態」や「傾向」が見られることがあります。
たとえば、
・自分を信頼することが難しく、自己肯定感が低くなっている
・周囲への怒りや不満を強く抱えていて、心が緊張している
・目に見えない影響(霊的な干渉など)を受けている
・自分を守るために、無意識のうちに感性を閉じている
・いつも思考が優先され、「感じる」余白がない
・忙しさや責任の中で、自分自身を後回しにしてきた
・スピリチュアルな感性について、誤ったイメージを持っている
などです。
これらは「欠点」や「問題」ではなく、その人がこれまで生きてくる中で、そうならざるを得なかった状態であることがほとんどです。
もし、
「まったくスピリチュアルな感性を感じられない」
と感じている場合は、
感性がないのではなく、今はまだ自分自身に十分フォーカスできていない理由がある可能性が高いのです。
その理由を一つずつ紐解き、自分を安全な状態に戻していくことで、少しずつ「感じる余白」が生まれてくることも少なくありません。
無理に感性を開こうとする必要はありません。
まずは、「今の自分はどんな状態なのか」に気づくこと。それが、この段階において、とても大切な一歩になります。

② 自分のために感性を使える段階にいる方へ
②の段階では、感性がよりはっきりと自覚できるようになってきます。
その一方で、
・受け取っている情報をどこまで信じていいのか分からない
・人に使っていいのか迷ってしまう
・分からないからこそ、誰かに見てもらいたい
・もっと感性の質を高めたい
といった想いが生まれやすい時期でもあります。
この段階での学びの役割は、感性の精度を高め、安定させていくことです。
情報の見極め方や、感性と内的反応(思考・感情)との違い、そして、人に関わる前に必要な情報を得ていく視点を学ぶことで、受け取る内容は、信頼できる指針へと変わっていきます。
もし②の段階で、「他者にセッションを提供したい」と考えている場合は、しっかりと学び、安定した感性を定着させていくことがとても重要です。
そうすることで、自分が受け取った情報やメッセージに対する信頼感も深まり、安心して、他者に向けてセッションを提供できる土台が整っていきます。

③ 使命から生まれた“本来の感性”の段階にいる方へ
※(私自身の経験として)
ここで、少しだけ、私自身の経験についてお話しさせてください。
私は幼少期から、霊たちが救いを求めてやってくる環境で育ちました。
それは「視えるから」という理由だけではなく、前世から引き継いだシャーマンとしての素質・・・魂を扱う存在としての契約を、無意識のうちに持っていたからだと感じています。
シャーマンにとって大切なのは、霊が視えることではなく、癒し、導くことができることです。
魂に関わる存在であるがゆえに、霊たちもそのことを感じ取り、自然と集まってきたのでしょう。
しかし、小学生の私にとって、それらの現象はとても理解しきれるものではありませんでした。
怖さを感じることも多く、当時は霊媒師の方にとてもお世話になりました。
その霊媒師の方から、
「霊媒師という道もあるかもしれませんね」
と、声をかけていただいたこともありました。
当時の私は、そのことを信頼していた学校の先生に相談しました。
けれど、その結果として、精神の専門機関を勧められることになり、幼いながらに「自分の感じていることは、理解されにくいのかもしれない」と強く感じる経験をすることになりました。

そのため、しばらくの間、スピリチュアルな世界に対して距離を取ろうとする自分がいました。
それでも、霊たちとの会話や、ガイドとのつながりが完全に途切れることはありませんでした。
小学生の頃から、霊やガイドが話しかけてくることは日常であり、そのやりとりの中で、自然と瞑想を知り、小学4年生の頃には、無理なく瞑想を行うようになっていました。
瞑想を通して、さまざまな叡智を受け取り、宇宙や高次のガイドたちとの知識も深めていきました。
社会人になってからも、ガイドやさまざまな存在たちとの対話は続き、多くのことを自然と学んできました。
ただ、その中で次第に、
「これだけでは足りない」
という感覚が強くなっていったのです。
そこから私は、さらに学ぶために、さまざまな講座を受け、知識・技術・スキルを体系的に身につけていきました。
学びを重ねる中で得られたのは、知識やスキルだけではありません。
感性そのものが安定し、扱える領域が広がり、ようやく「解放された」と感じられるようになりました。
そして今もなお、さらに高みを目指して、学び続けています。
だからこそ、私は、能力・知識・スキルを身につけた上で、講座を提供しているのです。
お客様からのご相談内容は、とても多岐にわたります。
霊的な問題が関係している場合もあれば、カルマ、前世、トラウマ、意識的な課題など、複数の要素が絡み合っていることも少なくありません。
もし霊的な問題があっても、その視点を学んでいなければ、そこからのアプローチはできません。
カルマが関係していても、カルマをリーディングし、適切に言葉にし、導く知識とスキルがなければ、そこまで辿り着くことはできないのです。
単に「つながって情報を受け取る」だけであれば、それは②の段階と大きく変わりません。
③の段階では、より高度な能力・知識・スキルが必要になります。
なぜなら、私たち人間は、意識・カルマ・霊的要因・トラウマ・前世など、多くの要素が複雑に絡み合った存在だからです。
だからこそ、絡まった糸を一つずつ丁寧にほどきながら進めていくための確かな土台となる学びが必要になるのです。
感性を活かすための3つのプロセス
ここまで、スピリチュアルな感性には、
① 日常で自然に働く感性
② 自分のために使えるようになる感性
③ 使命と結びついた本来の感性
という、3つの段階があることをお伝えしてきました。
では、その感性を これからどのように扱い、育てていけばよいのでしょうか。
私は、スピリチュアルな感性と向き合うプロセスを、
「発掘・開花・練習」 という3つの視点で捉えています。
これは、特別な能力を新しく身につけるための考え方ではありません。
すでにあなたの中にある感性を、無理なく・安全に・現実の中で活かしていくための道筋です。

開花とは何か:感性が「意識にのぼり始める段階」
開花とは、もともと内側にあったスピリチュアルな感性が、
「なんとなく」
「気のせいかもしれない」
という状態から、
「今、何かを感じている」
「これは、自分の内側からの反応かもしれない」
と、自覚できるようになっていくプロセスのことです。
これは、新しい能力が突然生まれるというよりも、すでに働いていた感性に、意識が追いついてくる状態に近いと言えるでしょう。
開花の段階では、
・直感に気づく回数が増える
・イメージや感覚を、以前より丁寧に受け取れるようになる
・自分自身の内側を、落ち着いて見つめられるようになる
といった変化が起こりやすくなります。
派手な体験や、「視える・聞こえる」といった現象がなくても、感性は、確実に目を覚まし始めています。
この段階は、②「自分のために感性を使える段階」と深く重なっていることが多いです。

練習とは何か:感性を「安定して使えるようにする段階」
練習とは、開花した感性を、
・振り回されず
・思い込みに飲み込まれず
・必要な場面で、落ち着いて使えるように
整え、育てていくプロセスのことです。
スピリチュアルな感性は、
「感じられるようになったら、それですぐに活用できる」
というものではありません。
むしろ、
・思考と感性の違いを見分けること
・感情や願望が混ざっていないかを確認すること
・受け取った情報を、どう扱うかを理解すること
こうしたことを、何度も確認し、体験を通して理解していくことが必要になります。
これらのプロセスを踏まずに進んでしまうと、感性は不安定になりやすく、迷いや混乱につながることもあります。
練習の段階では、
・自分がどの状態で受け取っているのか
・今の情報は、どこから来ているのか
・その感性は、自分や他者を本当に支えているか
を、丁寧に見ていくことが大切になります。
これは才能の問題ではなく、感性との付き合い方を学んでいくプロセスです。
独自に開発していくことも不可能ではありませんが、
「よく分からない」「曖昧な感じが続く」と感じる場合は、
学べる環境で、知識や視点を整理しながら進む方が、結果的に安定しやすいと感じています。
独学の場合、本人は気づかないまま、思っている場所とは異なる領域につながってしまうケースもあり、それが混乱や勘違いにつながることも少なくないため、経験者に相談することは必要なことだと思います。

突然、スピリチュアルな感性が開花した人へ
中には、ある日突然、スピリチュアルな感性が一気に開く方もいらっしゃいます。
ただし、視えたり、聞こえたりする体験が増えたとしても、その状態で 自己判断だけで「つながっている先」を解釈することはおすすめしていません。
なぜなら、本人に悪意がなくても、勘違いや誤解が起きてしまうケースは、実際に少なくないからです。
私の知っている方の中にも、突然視えるようになったことで外出ができなくなり、日常生活に大きな支障が出てしまった方がいました。
その方とは丁寧に話を重ねながら、感性を調整し、安心して受け取れる形へと整えていくための能力開発やサポートを行っていきました。
その結果、
「怖いもの」だった感性が、
少しずつ「扱えるもの」「共に生きる感性」へと変わっていきました。
このように、突然感性が開くと、
・何をしていいのか分からない
・なぜ開いたのか分からず不安になる
・怖さや混乱を感じてしまう
といった想いを抱く方も多くいらっしゃいます。
感性が開いたこと自体には意味があることもありますが、準備が整っていない場合には、調整やサポートが必要になることもあります。
そのようなときは、決して一人で抱え込まず、安心して相談・支援を受けられる場所を頼っていただけたらと思います。

まとめ:スピリチュアルな感性は「育てながら使っていくもの」
スピリチュアルな感性は、
「ある・ない」や
「強い・弱い」
で決まるものではありません。
大切なのは、
・今の自分の感性が、どの段階にあるのか
・その感性を、これからどのように活かしていきたいのか
を、見つめていくことです。
今回お伝えした
「発掘・開花・練習」 というプロセスは、
特別な力を身につけるためのものではなく、すでにあなたの中にある感性を、安心して人生の中で使っていくための道筋です。
感性は、急いで完成させるものでも、誰かと比べて評価するものでもありません。
分からない時期や、迷いが生まれる時間も含めて、その一つひとつが、感性を育てていく大切なプロセスです。
もし、まだ「自分の感性がどの段階にあるのか」をしっかり理解したいのであれば、こちらの記事が参考になります。
⇒スピリチュアル感性とは?誰もが持つ能力と3つの段階
(感性の仕組み・段階・今の自分の位置を知るための基礎)
スピリチュアルな感性は、今の段階に合った形で育てていくことがとても大切です。
⇒①②の段階にいる人への参考 チャネリング入門(動画)・直観リーディング
⇒②③の段階にいる人への参考 チャネリング基礎講座