投稿日: 2025.09.21
スピリチュアルアルケミスト 小西未珈
目次
オーラとは何か?基本定義を理解しよう
「あの人はなんだか輝いて見える」「この人と一緒にいると安心できる」。このような感覚を感じたことはありませんか?日常でよく耳にする「オーラがある人」という表現は、実は単なる比喩ではなく、私たち一人ひとりを包む“エネルギーの光”を指しています。
オーラは特別な人だけが持つものではなく、すべての人に存在するエネルギーフィールドです。そしてその輝きは、体調や感情だけでなく、思考や精神の状態をそのまま映し出しています。表面上は明るく振る舞っていても、内側に不安があればオーラにその不安が表れているものなのです。
ここでは、初心者にもわかりやすく、オーラと意識の関係を解説していきます。
基本定義
オーラとは、人間や生き物、物質から放射される目に見えないエネルギーフィールドのことです。「Aura」という言葉はラテン語で「そよ風」「輝き」を意味し、古代から“存在を包むエネルギー”として捉えられてきました。
現代においては、オーラは「バイオフィールド(生体エネルギー場)」としても研究対象となっています。これは身体を取り巻く微細なエネルギー層であり、感情や健康状態、精神的な安定性だけでなく、深層心理や潜在意識のパターンとも関連していると理解されています。
オーラと意識の関係
オーラは単なる光のベール(エネルギー層)ではなく、私たちの意識とも深く関連しているのです。
オーラを理解するためには、まず潜在意識と顕在意識の違いを知ることが大切です。
・顕在意識
私たちが日常的に自覚している意識のことです。論理的思考、判断、意思決定を担う領域で、全意識のわずか約3〜10%に過ぎないと言われています。
・潜在意識
普段は自覚していない無意識の領域で、過去の記憶、感情、信念、習慣などが蓄積されています。意識全体の約90〜97%を占める巨大な領域であり、人生のパターンを大きく左右すると言われています。
オーラには、この両方が映し出されます。まとめると、オーラは「色=今この瞬間の心」「質=深層心理」を同時に映す多層的なフィールドなのです。
オーラの層と役割
オーラは一枚の膜のように見えるものではなく、いくつもの層が重なり合った多層的なフィールドです。それぞれの層は役割が異なり、私たちの意識や心身の状態を反映しています。LUMINOUSでは7つの層を以下のように整理しています。
層の名前 | 特徴 | 意識との関わり |
エーテル体 | 肉体に最も近い層。体調やエネルギーレベルを反映。 | 健康状態 |
アストラル体 | 感情を司る層。気分の変化で色が変わりやすい。 | 顕在意識の感情や思考 |
メンタル体 | 思考や信念を映す層。思考パターンが反映。 | 潜在意識、集合意識とのつながり |
コーザル体 | 過去の記憶やトラウマ、魂の学びを蓄える層。 | 潜在意識、集合意識とのつながり |
オーラと意識の具体例
オーラには、私たちの顕在意識と潜在意識の情報が映し出されています。ここで少し具体例を見てみましょう。
顕在意識にあらわれる感情・思考の例
・「今日はうれしい」「今は不安を感じる」など、その場で自覚できる感情
・「明日の予定はどうしよう」「この問題をどう解決しよう」など、日常的な思考
⇒こうした感情や思考は、オーラの色合いの変化として現れることが多いです。
潜在意識にあらわれる思考・価値観・信念の例
・「挑戦してもうまくいかないに違いない」といった無意識の思考
・「努力しないと認められない」「人に迷惑をかけてはいけない」といった価値観
・「自分には価値がない」「愛されるには条件が必要だ」という深い信念
⇒これらは普段は意識できませんが、オーラに記憶のような形として現れます。
チャクラとは?どう関係する?
チャクラとは、体の中心にあるエネルギーの出入口のことです。サンスクリット語で「車輪」を意味し、古代インドのヨーガ哲学や密教において、人間の生命エネルギーを循環させる要所として伝えられてきました。
一般的にチャクラは7つあり、それぞれが特定の色・意識・身体の部位と対応しています。そして、このチャクラから放射されるエネルギーがオーラを形作る大きな源となっています。
7つの主要チャクラと対応するテーマ
チャクラの名前 | 場所 | 主なテーマ | 対応色 |
第1チャクラ(ルートチャクラ) | 尾てい骨 | 安心感・生存・グラウンディング | 赤 |
第2チャクラ(仙骨チャクラ) | 下腹部 | 感情・創造性・人間関係 | オレンジ |
第3チャクラ(太陽神経叢チャクラ) | みぞおち | 自我・意思・自己価値 | 黄色 |
第4チャクラ(ハートチャクラ) | 胸の中心 | 愛・共感・癒し・自己愛 | 緑/ピンク |
第5チャクラ(スロートチャクラ) | のど | 真実・表現・コミュニケーション | 青 |
第6チャクラ(サードアイチャクラ) | 眉間 | 直感・洞察・ビジョン | 藍色/紫 |
第7チャクラ(クラウンチャクラ) | 頭頂部 | 高次意識・霊性・宇宙とのつながり | 白/紫 |
他にも7つの基本チャクラに加えて、アース・スターチャクラ、コーザルチャクラ、ソウルスターチャクラ、ステラゲートウェイチャクラなどもありますが、上記7つが主要なチャクラとなります。
オーラを感じる・見るための実践方法
オーラは誰にでも存在していますが、最初からはっきり見える人は多くありません。大切なのは「感じる → 見る → 読み取る」と段階的に練習していくことです。ここでは、初心者から上級者まで取り入れられるステップをご紹介します。
初心者向け:オーラを「感じる」練習
初心者がいきなり見るというのはハードルが高いため、エネルギーを感じるという能力を育てましょう。
手のひらでエネルギーを感じる方法
1. 静かな場所で楽な姿勢になりましょう。
2. 両手を軽くこすり合わせ、手のひらを温めます。
3. その後、両手のひらを向かい合わせ、約5cmほど離します。
4. 両手の距離を近づけたり少し離したりを繰り返してみましょう。
5. やがて「温かさ」「チクチク感」「圧力」のような感覚が生じるはずです。
6. その感覚の変化をじっくり観察します。
⇒ポイントは「リラックスしながら集中すること」。力を入れすぎず、遊び心を持って続けてみてください。
中級者向け:オーラを「見る」練習
エネルギーを手のひらで感じられるようになったら、次のステップはオーラを視覚的に捉える練習です。最もシンプルで効果的なのは、壁を使った方法です。
壁を使ったオーラ観察法
1. 白い壁の前に立ち、手のひらを壁に向けて指を広げます。
2. 目の高さは手のひらと同じ位置に揃え、約30cmほど離れた位置に座ります。
3. 視線は指先そのものではなく、指と指の間や指先の周りなど空間に合わせます。
4. ぼんやりとした視線を保ちながら、その空間を観察します。
5. すると、指の周囲に薄い光や色の膜のようなものが浮かび上がることがあります。多くの場合、淡い灰色や白っぽい光として見えやすいです。
⇒ポイントは、体の力を抜いてゆるく見つめること。ぼんやりとした視界を保つことです。
上級者向け:人のオーラを見る練習
慣れてきたら、次のステップは他者のオーラを観察する練習です。自分だけでなく人のオーラを捉えることで、その人の感情や意識の影響をより深く理解できるようになります。信頼できる練習パートナーと行うのが理想ですが、日常の中でも実践可能です。
たとえば、わたしの場合はよく電車で向かいに座っている人のオーラをぼんやりと観察していました。人混みの中でも、焦点をずらしてリラックスしていると、周囲に淡い光のようなものが見え始めることがあります。
人のオーラを観察する方法
1. パートナーに白い壁の前に立ってもらいます。
2. あなたは3〜5メートルほど離れた場所に座ります。
3. パートナーの頭や肩の周囲を、焦点をずらしたぼんやりとした視線で見つめます。
4. 最初は淡い光の帯として、次第に色や揺らぎが見え始めます。
5. 見える層によって異なりますが、多くの場合、黄色や青色っぽい光として現れることが多いです。
⇒この段階に入ると「その人の感情や状態を色や光で感じ取れる」ようになるケースが増えていきます。
オーラを感じたり見たりする力は、特別な才能ではなく練習で磨かれる感覚です。焦らずに段階を踏み、自分なりの感覚を大切にしていきましょう。
スピリチュアル初心者のよくある質問Q&A
オーラについて学び始めると、多くの人が「これって特別な人だけができるの?」「本当に見えるものなの?」といった疑問を抱きます。ここでは、初心者の方がよく感じる不安や質問に答えていきます。基本を理解することで、安心して練習を続けられるようになるでしょう。
Q1:オーラが見えないのですが、才能がないのでしょうか?
A. いいえ、オーラを見ることに特別な才能は必要ありません。オーラは霊的な次元と重なって存在しているため、霊が見える人はオーラも見やすい傾向にあります。逆に、オーラを肉眼で見ようと練習を重ねていくと、霊的な存在を感じやすくなる人もいます。ただし、これは個人差が大きく、誰もがそうなるわけではありません。
なぜなら、目から入った情報は最終的に脳で処理されます。脳がオーラを映像として認識しない限り、いくら肉眼を鍛えてもはっきり見えるとは限らないのです。また、いくら見えるといっても、ぼんやりと見えるということの方が多いかもしれません。
そのため、わたしは、第3の目(サードアイ)を活用する方法を推奨しています。サードアイを通して視ることで、肉眼で無理に見ようとするよりも、直感的にオーラを捉えやすくなります。また、「オーラは見たいけれど霊は怖い」という方も安心してください。サードアイで視る場合は、普段の肉眼で霊を映し出すことはないため、安全に取り組めます。
Q2:オーラに良い・悪いはあるのでしょうか?
A. オーラに「良い」「悪い」という絶対的な区分はありません。オーラはあくまで、その人の心や体、そして潜在意識の状態を映し出す鏡のような役割を果たしています。
たとえば、オーラが明るく澄んでいるときは、心身が健やかでバランスが取れていることを示しています。一方で、濁った色や暗い色が現れるときは、疲れやストレス、潜在意識に抱えている課題、あるいは霊的な影響を示している場合もあります。
それは「悪い」という印ではなく、自分を見つめ直すためのサインです。
オーラの状態を判断材料にするのではなく、自己理解や癒しへの道しるべとして活用していくことが大切だと考えています。
Q3:オーラの色は変化するのでしょうか?
A. オーラの色については、「オーラ=オーラ写真のようにカラフルな光のグラデーション」というイメージを持たれる方が多いですが、実際には、オーラ写真は機械的な解析によって色を再現しているため、肉眼で見えるオーラがそのまま写真のようになるわけではありません。
オーラの各層は、基本的には一定の色調や質感を持っています。そこに、その人の感情や思考、意識状態が一時的な色合いの変化として映し出されるのです。つまり、オーラは「色そのものが重要」というよりも、各層に含まれる情報の質や意味が大切だと言えるでしょう。
さらに、高次の層になるほど「色」としては見えにくくなり、光や質感として感じられることが多くなります。淡い灰色、白っぽい輝き、金色の光などはその代表的な例です。これは、顕在意識に近い層では感情や思考が「色」として現れやすいのに対し、潜在意識や魂に近い層では「光や質感」として映し出される傾向があるためです。
Q4:オーラに霊などがついていることはありますか?
A. オーラに霊がつくことはあります。その人が強いネガティブ感情を抱えていたり、波動が低下していると、それに共鳴する存在を引き寄せやすくなります。その結果、黒い塊のような思念がくっついている場合や、浮遊霊が影響しているケースが見られることもよくあります。
また、先祖からの強い念や未解消の想いがオーラに影響を与えていることもあり、時には生霊が影響していることもあります。
その場合、オーラやチャクラの調整を行い、浄化・浄霊・プロテクションをしっかり実践していけば、本来のエネルギー状態を取り戻すことができます。ただし、生霊の場合は、一度浄化しても相手が継続して念を送ってくるため、相手に癒しのヒーリングを行うことも大切です。また、こうした霊的影響も「自分を知るサイン」として扱い、意識を整えるきっかけにすると良いでしょう。
まとめ:オーラを通して自分と世界を理解する
オーラとは、誰もが持つ意識と心身の状態を映し出すエネルギー層です。オーラには、健康情報だけでなく、感情や思考、信念体系など様々な情報が含まれています。また、オーラとチャクラは切っても切り離せない関係にあり、チャクラが生み出すエネルギーがオーラを形作り、その人の「今」と「本質」を示しています。チャクラを整え、心身をケアすることで、オーラは自然と美しく輝きを取り戻します。
オーラを学ぶことは色を当てることが目的ではなく、自分自身と向き合い、他者を理解し、人生をより豊かにするための手段です。濁った色や光の乱れも悪いものではなく、成長と癒しのための大切なサインなのです。
そして、肉眼で見えなくても第3の目でオーラを見ることは可能です。あなたのオーラを知ることは、あなた自身の内なる宇宙を知ること。そこから得られる気づきは、日常の人間関係や自己成長に大きな変化をもたらしてくれるでしょう。