投稿日: 2025.07.31 更新日: 2025.12.28
スピリチュアルアルケミスト 小西未珈
目次
見えない世界を感じる力
「見えない世界」と聞くと、
霊が視えることや、不思議な映像が浮かぶことを想像する方も多いかもしれません。
しかし、本来、見えない世界を感じる力とは、
「何かが見えるかどうか」だけで測れるものではありません。
私たちは日常の中でも、
・なんとなく空気が重いと感じる
・この場所にいると寒気を感じる
・誰かに見られているように感じる
・目には見えないけれど、誰かがいるように感じる
といった形で、知らず知らずのうちに、霊的・エネルギー的な影響を感じ取っています。
これは特別な能力ではなく、誰もが本来持っている感覚の一部です。
※この「日常の中で自然に働く感覚」については、別の記事で詳しく解説しています。
しかし、スピリチュアルの世界ではいつの間にか、
「見えること」だけが特別視され、それ以外の感覚は軽視されがちになってしまいました。
その結果、
・霊が視えないと仕事ができないのでは
・見えない自分は向いていないのでは
・見える人のほうが能力が高いのでは
と、不安を抱く方が増えています。
わたしのサロンでも、見れないということに執着してしまう人もいます。
けれど、見えない世界を感じる力には、さまざまな受け取り方があり、それぞれに役割があります。
視覚として現れる人もいれば、感覚として「分かる」人、意識の中で理解や確信として入ってくる人もいます。
スピリチュアルの仕事をする上で最も大切なのは、
「肉眼で見える」ことではありません。
どのように感覚を生かし、どのように扱うかが重要となってきます。
このブログでは、
霊が視える・視えないという話ではなく、見えない世界を知覚する仕組みそのものを、順を追ってお伝えしていきます。
そうすることで、
・なぜ霊が視えなくてもワークができるのか
・なぜ高次の領域は肉眼では捉えられないのか
・シャーマンに本当に必要な力とは何か
が、自然と理解できるようになるでしょう。

霊感・霊視の本質とは:見えない世界を知覚する「ある感覚」
霊感や霊視という言葉から、「霊が視えること」や「映像が見えること」を思い浮かべる方は多いかもしれません。
しかし、霊感・霊視の本質は、何かが実際の眼で見える能力そのものを指しているわけではありません。
本来、霊感・霊視とは、目に見えない情報を、何らかの感覚を通して知覚する力の総称です。
それは、
・肉眼で捉えられる感覚として現れることもあれば
・意識の中で理解や確信として入ってくることもあり
・感情や身体感覚を通して伝わってくる場合もあります
霊感・霊視とは「見えない世界を、どの感覚で知覚しているか」という“仕組み”の話なのです。
しかし、スピリチュアルの世界ではいつの間にか、視覚的に見える現象だけが強調されるようになり、
霊感・霊視=「視えること」というイメージが定着してしまいました。
その結果、
・見えないと能力がないのでは
・映像が浮かばない自分は向いていないのでは
と、本来必要のない不安を抱く方が増えています。
けれど実際には、霊感・霊視の現れ方は人それぞれであり、どの感覚を使っているかによって、表現が違うだけなのです。
この章では、
霊感・霊視を「視える・視えない」という表面的な違いではなく、どのように知覚しているのかという構造として整理していきます。
まずは、肉眼で捉えられる領域について見ていきましょう。

肉眼で見るということ
霊が「視える」と言われるとき、多くの場合、それは肉眼、あるいは肉眼に近い感覚で捉えられている領域を指しています。
霊の存在は、私たちの意識や感情、身体感覚にとても近いエネルギー層であるため、感性が開きやすい人の場合、特別な訓練をしていなくても、ふとした瞬間に「見えた」「何かがいた」と感じることがあります。
また、一瞬の気配としてではなく、はっきりと視覚的に捉えられるケースも実際に存在します。
たとえば、
・人影のようなものを一瞬見た
・白っぽい気配や動きを感じた
・誰もいないはずの場所に強い違和感を覚えた
・はっきりと女性の姿が見えた
といった体験をしている人は、決して少なくありません。
しかし、こうした体験があったとしても、それを霊的な知覚として認識していない人も多く存在します。
なぜなら、興味がなかったり、知識がなかったりすると、人はその体験を「見えた」「感じた」とは捉えず、気のせいや偶然として処理してしまうからです。
見えていないのではなく、見えていても認識されていないというケースも非常に多いのです。
そして、肉眼で霊が視えること自体は、必ずしも高次意識を必要とするものではありません。
肉眼で捉えられる霊の領域は、感覚の開き方や体質などによって左右されやすい性質を持っているからです。
しかし、
「霊が視える=スピリチュアルの仕事ができる」
「視えない=スピリチュアルの仕事ができない」
といったイメージが一人歩きしてしまい、本来必要のない不安や優劣意識が生まれてしまいます。
肉眼で見えることは、あくまで知覚のひとつの現れ方に過ぎないからです。
次の章では、
肉眼とは異なるかたちで情報を受け取る「第三の目(別の眼)」による知覚について、お伝えしていきます。

第三の目で視るということ
肉眼で捉えられる霊の領域が、感覚の開き方や体質によって左右されやすい層であるのに対し、高次の存在や高次領域は、肉眼の延長で「視る」ことができる世界ではありません。
高次の存在や高次のレイヤー層は、肉眼では光のように感じられることはあっても、霊のように明確な姿や形として視えることはほとんどありません。
実際に、高次の存在が肉眼で確認できるケースもありますが、それは地上に降りてきている非常に特殊な例であり、多くの場合は、次元を落とした状態で現れているケースです。
そのため、高次の領域を扱う際に使われるのが、一般的に「第三の目」と呼ばれる知覚です。
第三の目とは、肉眼とは異なる、意識を通して情報を受け取るための知覚回路を意味しています。
この知覚では、
・映像としてイメージが浮かぶこともあれば
・象徴的な姿として感じ取られることもあり
・はっきりした映像ではなく、理解や確信として入ってくる
といった形で、情報が意識の中に直接届くことが多くあります。
そのため、第三の目による知覚は、肉眼のように「見えた・見えない」で判断するものではなく、まったく異なる認識の方法になります。
高次の存在や高次領域は、私たちの感情や身体感覚よりも、さらに上位のエネルギー次元に存在しているため、視覚的に捉えるよりも、高次レイヤー(高次意識)そのものを通して受け取るほうが適しているのです。
たとえば、
宇宙系の高次存在や地底系の存在がコンタクトしてくる場合もありますが、これらは霊とは異なる次元の存在であるため、肉眼で視認できないことがほとんどです。
このように、
「霊が肉眼で視えない」
という状態であっても、第三の目の回路が働いていれば、高次とつながり、必要な情報を受け取り、ワークを行うことは十分に可能です。
第三の目による知覚は、肉眼で視るほど分かりやすいものではありませんが、高次の情報の本質に触れやすく、安定性が高いという特徴があります。
そのため、霊と関わる高次シャーマンの仕事において重要なのは、何かを「視る」ことではなく、必要な情報を正確に受け取り、適切に扱い、高次を使って、あるべき場所へと導いていくことです。
その役割を果たす上では、肉眼よりも、第三の目による知覚のほうが適したワークができると言えると思います。

象徴としてのビジョン
第三の目による知覚では、ときに「映像」や「イメージ」といった形で情報が入ってくることがあります。
ただし、ここで注意したいのは、そのビジョンが“現実をそのまま映し出しているかどうか・・・”という点です。
第三の目で視える映像の多くは、高次の情報を人間の意識が理解しやすい形に変換した「象徴」や「翻訳結果」として現れてくることが多いからです。
たとえば、
・人や存在の姿として見える
・色や光、シンボルとして浮かぶ
・物語のような場面として展開する
といったビジョンが現れることがありますが、それらは「そのままの姿」ではなく、意味やエネルギーの性質を伝えるための表現であることがほとんどです。
そのため、
・見える映像が人によって多少異なる
・同じ存在でも、表現が毎回異なる
・映像が出る人と出ない人がいる
といった違いが生まれます。
これは能力の優劣ではなく、情報の翻訳方法の違いにすぎません。
「どれだけはっきり映像が見えるか」
「どれだけ具体的な姿が視えるか」
が重視されてしまうと、象徴としてのビジョンが持つ本来の意味が見失われてしまいます。
なぜなら、高次の存在になるほど、ぼんやり視えることの方が多いからです。
肉眼で物を見る程はっきり視えるわけではありません。
シャーマンの仕事において大切なのは、映像そのものを語ることではなく、そのビジョンが何を示しているのかを正確に読み取り、扱うことです。
・意味として理解が入る
・状態や流れが把握できる
・どう導けばよいかが分かる
のであれば、ワークとしては十分に成立していきます。
ビジョンは、数ある表現方法のひとつなのです。
象徴としてのビジョンを正しく理解すると、
・見えないから不安になる
・見える人と比べて落ち込む
・映像が出ないと能力がないと思う
といった誤解から、自然と離れることができます。
高次の情報は、映像・感覚・理解・確信など、さまざまな形で私たちの顕在意識に届きます。
高次シャーマンに必要なのは、どのような形で受け取ったとしても、その本質を正しく読み取り、適切に扱えることです。
実際に、私のもとで学んでいる生徒たちは、第三の目を活用しながら安定したワークを行い、クライアントに対して質の高いセッションを提供しています。
視覚的に霊が視えるかどうかに関わらず、高次と適切につながり、必要な情報を正確に扱うことで、しっかりと結果につながるセッションを生み出すことができるのです。
このように、第三の目による知覚を土台にしたワークができていれば、高次の仕事は無理なく、確実に提供していくことが可能です。そしてそれは、クライアントをより良い状態へと導く、本質的で安定したサポートにつながっていきます。

オーラと霊は同じ次元にある:霊が知覚されやすい理由
ここまでの章では、肉眼による知覚と、第三の目による知覚の違いについてお伝えしてきました。
では、なぜ数ある霊的領域の中でも、霊やオーラは比較的知覚されやすいのか。
その理由を理解するためには、霊とオーラが存在している「次元の性質」を知る必要があります。
霊が存在する次元とは何か
霊は、高次意識の領域に存在するものではありません。
霊が存在しているのは、感情・思考・記憶と深く結びついた次元、いわゆる アストラル層(4次元) と呼ばれる領域です。
この層は、
・喜び・悲しみ・恐れ・不安
・執着・後悔・想念
・人として生きた体験の痕跡
といった、人の感情意識がもっとも色濃く残る層です。
肉体を離れたあと、本来であればこれらの感情や想念は魂へと統合されていきます。
しかし、強い感情や未消化の想い、突然の出来事などがあると、その層だけが魂に統合されず、独立したエネルギー体として残ることがあります。
それが、一般に「霊」と呼ばれている存在です。

オーラと霊が同じ層にある理由
霊もまた、この感情・思考と同質のエネルギーによって構成されています。
霊とは、本来は魂へと統合されていくはずだった感情や思考の層が、何らかの理由によって統合されず、その層だけが独立した状態になったエネルギー体です。
そのため、
・アストラル層のオーラ
・霊のエネルギー
は、同じ性質・同じ次元の層に存在しています。
このことから、オーラと霊は、知覚の際に、重なって見えたり区別がつきにくく感じられたり同じ場所に「ある」ように認識されたりすることが起こります。
ただし、オーラのすべての層が、霊と同じ次元にあるわけではありません。
アストラル層よりも上のオーラ層(より高次の意識や魂の情報を含む層)は、霊の存在する次元とは異なるため、肉眼では知覚されることはほとんどありません。
この構造を理解することで、
・なぜオーラと霊が重なって見えることがあるのか
・なぜ霊は特定の層でしか知覚されないのか
が、整理されて理解できるようになります。

なぜこの層は肉眼で知覚されやすいのか
アストラル層に属するオーラや霊は、高次領域と比べると、肉体や感情意識に近い層に存在しています。
そのため、第三の目だけでなく、肉体的な感覚や視覚と連動して知覚されやすいという特徴があります。
実際に、
・人影のように一瞬見える
・光や色の揺らぎとして感じる
・何かが「そこにある」と視覚的に分かる
といった体験は、このアストラル層の情報が、肉体の目や脳の働きと結びついて知覚されている状態だと考えられます。
ここで大切なのは、霊やオーラが肉眼で見えるかどうかは、スピリチュアルな感性だけの問題ではないという点です。
肉眼での知覚には、
・目という肉体器官の特性
・脳の情報処理の仕方
・視覚イメージを構築する能力
といった、身体的・神経的な要素も深く関わっています。
そのため、訓練を重ねることで、霊やオーラを視覚的に捉えられるようになる人もいます。
一方で、
・感性は高いが、視覚化が起こりにくい人
・訓練しても、はっきりとした像としては見えにくい人
がいるのも自然なことです。
これは能力の優劣ではなく、肉体と意識の使い方の違いによるものです。
また、仮に肉眼である程度視えるようになったとしても、それはアストラル層の知覚に限られることがほとんどです。
高次の領域や高次存在は、そもそも肉眼で捉えられる層には存在していないため、どのみち肉眼では視ることができません。
高次を扱う場合には、視覚に頼るのではなく、第三の目を通した意識的な知覚が必要になります。
そのため、
・霊やオーラが肉眼で視えるかどうか
・どれだけはっきり像が見えるか
といった点に固執する必要はないのです。
重要なのは、どの感覚を使っているかではなく、情報の本質を正しく受け取り、扱えているかどうかです。
訓練によって視覚的な知覚が開くことはあっても、それは目的ではなく、あくまで一つの表れ方に過ぎません。
高次の仕事を行う上では、肉眼で視えるかどうかに関わらず、第三の目を通して情報を受け取り、必要なワークを行えていれば、それで十分な結果が出るのです。

霊を正しく理解するということ
霊は、もともと魂と一体であった意識の一部です。
多くの場合、霊とは人が亡くなった際に、感情や思考、強い想念を含んだアストラル層の一部が、何らかの刺激や未完了の意識によって魂へと完全に統合されず、一時的に独立した状態になっているものを指します。
つまり霊とは、
「魂から切り離された存在」ではなく、魂に還る途中にある意識の層だと言えます。
そのため、未浄化の霊の多くは、攻撃性や害意を持っているわけではありません。
むしろ、
・自分の状態を理解してほしい
・癒されたい
・本来還るべき場所へ戻りたい
という欲求を内包していることがほとんどです。
だからこそ、霊や魂を扱う行為は、「興味」や「好奇心」で行うものではないのです。
意図的に霊を呼びつけたり、魂を呼び出したりする行為は、霊や魂にとっても、人にとっても、健全な関わり方とは言えないでしょう。
霊や魂に関わるということは、必ずその意識を、本来還るべき場所へ導く責任を伴うということでもあります。
そのため、霊や魂を扱う仕事は、
・霊を知覚できるかどうか
・映像が視えるかどうか
ではなく、
・魂と霊を、適切に統合し、還すことができるか
という一点に集約されます。
これは、肉眼の霊視能力とは直接関係しません。
高次の領域とつながり、第三の目を通して魂の流れや本来の帰還先を理解し、そのプロセスを支援できること。
それこそが、霊や魂を扱う際の「礼儀」であり、シャーマンに求められる本質的な力です。
霊を扱うとは、何かを「呼ぶ」ことではなく、あるべき流れへと戻すことを大切にしているのです。
その視点を持つことで、霊という存在は特別なものでも、恐れる対象でもなく、意識の一部として、深く理解できるようになるでしょう。

霊を正しく知ることは、シャーマンへの道
シャーマンの仕事とは、霊を「視る人」になることではありません。
また、不思議なものを扱う人になることでもありません。
シャーマンに求められているのは、
・霊を癒し、魂とひとつにあるべき場所へと還すこと
です。
霊は、必ずしも恐ろしい存在や、害をなす存在として現れるわけではありません。
多くの場合、未消化の感情や想念を抱えたまま、魂へと統合されずに残ってしまったエネルギーの層です。
私自身、幼少期から何度も霊たちに癒しを求められてきました。
当時は、何をすればよいのか分からない時代もありましたが、不思議と、霊がしばらく私と関わるうちに、自然と本来の場所へと還っていく、という経験を重ねてきました。
多くの霊は、癒され、統合されることを求めています。
この地上には、個人的な理由だけでなく、家系的な流れの中で未浄化の霊を抱えているケースも存在します。
そうした霊的エネルギーの影響を受けながら生きている人がいるのも、事実です。
さらに現在は、これまでとは異なる輪廻転生のシステムへと移行している過程にあり、本来の流れに戻れずにいる霊や魂も増えています。
かつては自然に還っていた魂であっても、今は還る場所を見失っているケースもあります。
その「還ること」を支援する役割として、シャーマンは重要な位置に立っています。
シャーマンの仕事とは、霊や魂を呼び出したり、留めたりすることではありません。
むしろ、必要以上に関与せず、正しい場所へと送り届けることです。
そのため、霊や魂を扱う場合には、必ず「還すところまでを担える力」を持つ人が行うことが望ましいと考えています。
それは、霊や魂に対するひとつの礼儀であり、シャーマンとしての責任でもあります。

まとめ : シャーマンに本当に必要な力とは
このブログでは、
・なぜ霊が視えなくてもワークができるのか
・なぜ高次の領域は肉眼では捉えられないのか
・シャーマンに本当に必要な力とは何か
というテーマについて、お伝えしてきました。
霊やオーラは、訓練によってある程度まで知覚できるようになる人もいます。
しかし、それは肉体的な感覚や脳の働きとも関係しており、誰もが同じように視えるようになるわけではありません。
そして、高次の領域を扱う仕事においては、そもそも肉眼で視ること自体が目的ではありません。
高次は肉眼では捉えられない領域であり、第三の目、つまり意識の回路を通して扱うものです。
だからこそ、
・視えるかどうかに固執しないこと
・視えないからといって劣っていると感じないこと
が、とても大切になります。
また、シャーマンに必要なのは、特別な視覚能力ではありません。
・霊や魂の状態を正しく理解し、必要な癒しを行い、本来あるべき場所へと還していく力
それこそが、シャーマンの仕事であり、霊を正しく知ることから始まる道なのです。
▼より理解を深めたい方へ:
・オーラや感情エネルギーの仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。
▶︎ オーラの仕組みと基礎知識をやさしく解説した記事はこちら
・霊や魂を本来還るべき場所へと導くシャーマンの役割については、
月の叡智とともに学ぶ「月のシャーマン講座」でお伝えしています。
▶︎ 月のシャーマン講座について詳しくはこちら