投稿日: 2025.07.31
スピリチュアルアルケミスト 小西未珈
目次
オーラとは?初心者でもわかる基本の意味と仕組み
「あの人はなんだか輝いて見える」「この人と一緒にいると安心できる」・・・そんな感覚を持ったことはありませんか?
日常でよく耳にする「オーラがある人」という言葉は、実は比喩ではなく、私たち一人ひとりを包む“エネルギーの光”=オーラを指しています。
オーラとは、人間や生き物が放つ目に見えないエネルギーフィールド(気の層)のことです。
特別な人だけが持つものではなく、すべての人に存在し、その輝きは体調や感情、思考、精神の状態をそのまま映し出しています。
外見では明るく振る舞っていても、内側に不安があれば、その揺らぎがオーラに現れるのです。
つまり、オーラは「感情・精神・霊性・魂を映す鏡」。
あなたの今の状態が、そのまま色や光の形となって表れているのです。
ここでは、初心者にもわかりやすく、オーラの基本的な意味と、意識との関係を丁寧に解説していきます。
オーラとは?エネルギーフィールドの基本定義
オーラとは、人間や生き物、さらには物質までもが放射している、目に見えないエネルギーの層(エネルギーフィールド)のことです。
ラテン語の Aura(アウラ) は「そよ風」や「輝き」を意味し、古代ギリシャの哲学者たちはすでに“生命を包む光”としてこの概念に触れていました。
このオーラエネルギーは、肉体を取り囲むように存在し、内面の状態をそのまま映し出しています。
つまり、私たちの心・身体・意識の波動がどのような状態にあるかによって、オーラの色や輝きが変化するのです。
オーラは次のような要素と深く関係しています。
★ 感情や思考
★ 健康状態
★ 精神的な安定
★ 潜在意識や記憶のパターン
★ 魂と関連する情報
たとえば、愛に満ちた人のそばにいると自然に安心するのは、その人のオーラが穏やかで高い波動を放っているからです。
逆に、イライラしている人や怒りを抑え込んでいる人の近くでは、エネルギーが乱れており、無意識のうちに不快感や緊張を感じ取ってしまいます。
このように、私たちは誰もが自分自身のオーラを放ち、同時に他人のオーラを“感覚”として受け取っています。
たとえ目では見えなくても、人と人が「なんとなく合う・合わない」と感じるのは、エネルギーフィールド同士が共鳴・反発しているためなのです。
科学的にはオーラは存在するの?
「オーラって本当にあるの?」「科学的に証明されているの?」
そう感じる方も少なくありません。
近年では、スピリチュアルの領域だけでなく、科学の分野でもオーラ(エネルギーフィールド)に相当する現象が注目されるようになってきました。
たとえば、人間の身体には常に微弱な電流が流れており、細胞の活動や神経の伝達によって電磁的な波(生体電磁場=Biofield)が生じています。
このエネルギーは皮膚の外側にも広がり、体調や感情、意識の変化によって微妙に変化します。
このことは、誰もが小さな電磁場をまといながら生きているということなのです。
この考えは、1970年代にロシアの科学者キルリアン夫妻によって発見されたキルリアン写真によって知られるようになりました。
高電圧を使って指先や植物を撮影すると、被写体の周囲に光のような放射が写ります。
その光は血流や神経の働き、そして感情の変化によって形を変えることが観察され、“生命エネルギーの可視化”として多くの研究者の関心を集めました。
さらに、アメリカなどの研究機関では、人の感情が心拍や脳波を整え、周囲の人の神経系にも影響を与えるという報告もあります。
愛や感謝といったポジティブな感情は、心拍リズムを整え、体の振動を安定させることが確認されています。
このエネルギーの共鳴が、私たちが直感的に「心地よい」「安心できる」と感じる感覚を生み出しているのかもしれません。
現代のオーラ写真はどのように撮影されているの?
現在では、オーラ写真やオーラカメラと呼ばれる技術が発展し、人のエネルギー状態を“色”として視覚化することが可能になっています。
基本原理は、キルリアン写真の技術をもとに改良されたもので、指先や手のひらなどから放たれる微弱な電気信号をセンサーで感知し、その情報をコンピュータが色と光のパターンに変換して表示するようになっています。
撮影時には、皮膚の電気伝導率や体温・脈拍・静電気の反応なども同時に測定され、それらの数値をもとにAIが「現在のエネルギー状態」を解析します。
カメラが直接オーラを撮っているわけではなく、身体の生体反応を読み取り、エネルギーの波動を色として翻訳しているのです。
オーラ写真は、見えないエネルギーを数値と光に置き換えて“見える形”にした可視化ツールです。科学的なデータ解析と、スピリチュアルな波動の概念が融合した技術といえるでしょう。
ただし、本当のオーラを撮影する技術はまだないため、科学的に証明するのは、ここまでの領域となっています。
このように、特殊な機械を使ってオーラを可視化する方法が一般的になっていますが、「オーラを感じる」ことそのものは、誰にでも備わっている自然な感覚です。
本来、オーラは目で見るだけのものではなく、“体感・直観・空気の変化”といった、日常の微細な感覚として現れています。「私には見えないから無理」と感じる方もいますが、オーラは “感じる力” から育てる方がスムーズで、多くの初心者の方に効果的です。
そのため、ここからは機械を使わなくてもできる、オーラを感じるための簡単な準備ワーク をご紹介します。
オーラを感じるための準備ワーク
オーラを感じるには、まず「感じるための場」を整えることが大切です。
手のひらでオーラを感じるワーク
- 両方の手のひらを合わせ、軽くこすって温めます。
→ 手がポカポカしてくると、エネルギーが手のひらに集まりやすくなります。 - 温まった手のひらを、そのままあなたの 頭の周り(後頭部・側頭部・頭頂など)にゆっくり近づけてみてください。
- 目に見える光はなくても、「圧を感じる」「空気の膜のようなものに触れる」「ふわっと押し返される」という独特の感覚が生まれることがあります。
これが、あなたのオーラに触れている時のサインです。
また、お友達や家族とお互いに試してみると、「相手のオーラの境界線」がよりはっきり分かる場合もあります。
自分のオーラと他者のオーラの違いを感じる良い練習にもなります。
初心者がつまずきやすい「よくある誤解と注意点」
オーラに関する情報は多岐にわたり、初心者の方は特に以下のような誤解に陥りやすいものです。
① 肉眼で視えなくても問題ありません(第三の目で視る領域の方が広い)
オーラは、必ずしも肉眼で視える必要はありません。
むしろ 肉眼で視える範囲はごく限られた領域 で、本格的にオーラを読み解く際は、 第三の目(サードアイ)で感じ・視る力 が重要になります。
また、「第三の目で視る」と聞くと、“目の裏側で視ようとする” 方がいますが、サードアイは、おでこの上あたりにある感覚です。そこに意識を置くことで、オーラのイメージが徐々に分かるようになっていきます。
② オーラの色だけで全てが分かるわけではありません
オーラの色は、その人の状態を知る 大切な手がかり ではありますが、色だけでは読み解けない領域も多く存在します。
例えば:
◎カルマ
◎トラウマ
◎前世
◎霊的な問題
◎信念体系
などなど・・・
初心者の方は色に意識が向きやすいですが、色はあくまで入口であり、全体の一部であると理解しておきましょう。
③ 他人のオーラは、許可なく見ようとしないこと
オーラは、その人の心・身体・意識の情報が含まれる“個人の領域”です。
そのため、許可なく他人のオーラを見ようとする行為は避けましょう。
練習する際は、必ず:
■家族
■信頼できる友人
■了承を得られるパートナー
など、事前に許可をもらえる相手 を選んでください。
これはスピリチュアル倫理としてとても重要であり、プロとして活動する際の基本にもなります。
オーラを整えるための簡単セルフケア
オーラをセルフケアとして、日々整えていくと良いです。
初心者の方でも取り入れやすい“シンプルで効果的な方法”です。
① 音楽(周波数)でオーラを調律する
音は周波数のため、オーラにも影響を与えます。
特に、以下のような音は初心者にも扱いやすくおすすめです。
・ヒーリングミュージック
・432Hz / 528Hz などの調律音
・自然音(川・雨・風の音)
・ピアノや弦楽器の柔らかい音
・クリスタルボウル
・倍音
などの音楽を心を静めて聞いてみましょう。
「なんとなく心地よい」と感じる音は、あなたのオーラと相性が良い音であることが多いので、気に入った音源をいくつかストックしておくのもおすすめです。
② 瞑想でオーラを整える
瞑想を通して チャクラを整える ことは、オーラを安定させるうえでとても効果的です。
チャクラの流れが整うと、オーラ全体のバランスも自然に整いやすくなります。
以下は、初心者の方でも簡単にできるチャクラ瞑想です。
1.深呼吸を数回行い、身体と意識を落ち着かせます。
2.体の中心に沿って、7つの楕円形の光のチャクラ をイメージします。
■ チャクラの位置と色のイメージ
・頭頂(クラウン)… 紫
・第三の目(眉間)… 紺
・喉(スロート)… 青
・ハート(胸)… 緑
・胃のあたり(太陽神経叢)… 黄色
・丹田(みぞおち下〜下腹)… オレンジ
・おへその下(ルート)… 赤
3.それぞれのチャクラに優しく意識を向け、色が明るく、美しく輝いていく様子 をゆっくりイメージします。
4.7つの色すべてが「綺麗になった」と感じたところで、軽く深呼吸して瞑想を終えます。
このチャクラ瞑想を続けることで、
・オーラの濁りが減り
・明るさや軽さが増し
・エネルギーの流れが安定し
・感覚が育ちやすくなります
初心者の方でも取り入れやすく、日々のセルフケアとしてとてもおすすめです。
まとめ
オーラは、日常の小さな習慣から確実に整えていくことができます。
・手のひらでオーラの“圧”を感じる
・自然に触れ、香りで意識を整える
・瞑想や音楽でオーラの層を静かに調律する
・正しいスピリチュアル倫理を知る
こうした積み重ねが、オーラを“読む・扱う”ための基礎になっていきます。
あなた自身のペースで、少しづつオーラを体験してみてください。